大山の価値
ここ10数年間、この時期には仕事で外出していた妻が、今年は珍しく家にいる。
彼女は季節労働者だ。ある時期になると、パッと家からいなくなる。
彼女はこれまで、今の時期にゆっくりすることが無かった関係上、今年はやたらと外出したがる。
袋田や鎌倉の話が最近続くのはこうした理由による。
そして、昨日(11月23日)は大山に行ってきた。
友人から話を聞いて、一度行って見たかったとの事。この時期は紅葉鑑賞も目的の一つだ。
朝、7時前に車で出発。
大山に到着したのは7時40分頃。第2駐車場は既に満車との事で、第1駐車場にエスコートされた。さすがにこの時期、駐車場が埋まるのが早い。
早く家を出てきて正解であったが、実はケーブルカー始発が9時なので、あまり早く来過ぎても駅で待つことになる。この辺りの時間調整が難しい。
とにかく、車で大山に行く限りは「駐車場確保」が第一優先事項。
無事、車を駐車場に入れたのでケーブルカー駅まで徒歩。
のっけから、坂道を歩くことになった。
妻は、
「ゲッ!いきなり坂道…」
と驚く。
ケーブルカー駅に着いたのが8時頃。
駅員さんに聞くと「本日は臨時列車を走らせます。8時30分が始発です」との事。
いつもより、30分早く出発させるとの事だった。また、この日は、通常20分毎の運転間隔を8分に変更していた。つまり、シャトル便(ピストン)で運行していた。
阿夫利神社から登山開始したのは8時50分頃。
山頂に到着したのは11時過ぎ。
この時期であり、それも天気予報では23日は寒くなると言われていたので、私は相当に厚着をしていた。
ヒートテック+長袖Tシャツ+厚着シャツ+ウィンドブレーカーの重装備だ。足にもヒートテックを着用している。
しかし、途中でTシャツは脱いだ。
ニットの帽子も脱いだ。
やがて、ウィンドブレーカーも脱いだ。
腕をまくって半袖にした。
登りの坂ではやはり汗が噴き出す。寒さよりも暑さが勝った。
しかし、20丁目近くになると、休憩していても寒さが身にしみるようになる。
そして、山頂。
持って来たおにぎりを食べながら休憩。
妻はお店で「豚汁」と缶ビールを買って来て ”プハァ〜” をやっている。
この間、山頂はやはり寒かった。手が悴んでいたので、やはり氷点下だったのだと思う。
山頂で、ウィンドブレーカーを着用ししっかりと身支度を整えた。
40分ほど休憩して、見晴台方面から下山を開始した。
2時間と少しで阿夫利神社に戻った。
その間、何度か市街地から海までを見晴らすことができた。
まさに絶景。
↑ 「見晴台」よりかなり山頂に近い場所から撮影。
遠くに見えるのは「スカイツリー」ではないか?
ここまで登ってくる途中に、富士見台で雲海のようなものが見えたが、こちらからのルートでは、県下全域を見渡すことができる。
右手を見ると真鶴半島、左手を見ると東京まで見える。
大山が地元の人たちから愛される理由が分かったような気がする。ここからは、神奈川県の全部が見えるのだ。
江ノ島、湘南平。県中央を横切る東名高速。それにクロスする相模川。
私たちの住む地域、土地がパノラマのようになっている。
神奈川県の全てがここから見えるということは、つまり大山は県下のどこからでも常に見えている、ということだ。意識したことはないが、車窓から高い山が見えれば、それが ”大山” なのだ。
いつも私たちを天上から見守ってくれている。
何とありがたいことであろうか。
阿夫利神社で手を合わせ、そんなことを考えていた。
そういえば、妻は「雨女」の呪縛から逃れられるよう阿夫利(雨降り)神社にお願いしたとの事。そんなご利益もあるのか?
大山に車で行く場合は、駐車場確保が第一と言ったが、近隣に臨時駐車場が多く設けられているようだ。
帰路、幾つかの臨時駐車場を確認することができた。大山小学校が臨時駐車場になっている、との看板は確かに確認した。無料で、シャトルバスらしきものが走っているようだ(詳細は不明)。
駅近くの販売店や民家が有料駐車場を設けていることも多々あり、あちこち探すと意外と止める場所はあるのかもしれない。見かけた看板の多くは「駐車料1000円」としていた。
あと、第2駐車場のすぐ手前の民間駐車場(パーク24みたいなやつ)は、何故か、行く時も帰る時も「空き」があった。料金は1000円。何でみんなここに止めないのだろうか…。
因みに、私達がエスコートされた第1駐車場は料金600円であるが、第2駐車場までは登り坂で650m離れている。
大山は「豆腐料理」が有名であるが、豆腐店は第2駐車場のそばに少なくとも2軒ある。作りたての豆腐を調達するならここだ。
私達が帰る時も、第2駐車には車の待ち行列ができていた。
さて、どこに車を止めるのが正解だろうか…
鎌倉五山+3
鎌倉は今、紅葉の季節を迎えている。
昨年、長谷寺の紅葉見学に行ったのだが時期が早過ぎた。
この反省を踏まえ、今回は11月下旬に時期を定めて鎌倉の寺巡りをすることになった。
ターゲットは妻からの進言により「鎌倉5山」とした。友人から建長寺の天井に描かれている龍は見ておいた方が良い、と勧められたことによる。
そして、せっかく鎌倉の禅寺に行くのであれば、一層の事、5つとも回ってしまえ、ということになったのだ。
私はそれまで「鎌倉5山」というものを知らなかったが、調べてみると、なるほど、北鎌倉から歩いて回れそうな位置関係にある(浄妙寺は別)。
北鎌倉駅からの順路は以下の通りとなる。
北鎌倉から鶴岡八幡宮の脇を抜け、小町通りを通って鎌倉駅までは、距離にして2.3Kmほど。思ったよりも近い。ただ真っ直ぐに歩くだけなら1時間はかからない。
浄妙寺は他の4つの寺よりも離れているので、鎌倉駅からバスを使うことなる(小町通りを経由せず、そのまま八幡宮の前を通り過ぎて徒歩で行くことも可能)。
このルートは八幡宮の前を経由するので、若干渋滞するが浄妙寺までは2区間と、そう遠い距離(2Km)ではない。混んでも30分はかからない。
私達(私と妻)はこのコースで、五山に「東慶寺」「報国寺」「旧華頂宮邸」を加えることにした。どれも、五山の近辺にあるものだ。
「旧華頂宮邸」は、今、TVドラマ放映中の「IQ246」で織田裕二さんが住んでいる豪邸のモデルになっているそうだ。
朝、8時に出発。
9時前に北鎌倉駅に着いたが、日曜日の紅葉シーズンとあって大層な賑わいだった。
観光客にジジ・ババが多いのは昔からであるが、若い人やカップル、外国人旅行者も結構いる。さすが、鎌倉、である。
以下、鎌倉の紅葉を撮ってきたので幾つか紹介しておく。
円覚寺の紅葉
東慶寺の庭園
同じく浄智寺
お馴染み建長寺
天井に描かれた龍
寿福寺の紅葉
浄妙寺の紅葉
喫茶店の庭には枯山水もある
報国寺にて
ため息が出るような見事な竹林
IQ246のお家
鎌倉は道が狭く、駐車場が少ないため、車での観光は不向きと見るのが一般的だ。しかし、今回、グルッと巡回して見て「パーク24」をはじめとする小規模駐車場が相当数あることに気がついた。
3〜4台規模のものがあちこちにあった。料金はどこも1時間600円と高い。しかし、多くの所は平日に限りMAX料金を設定している。拠点の駐車場を設定した上で、車で機動的に移動するのも良いかもしれない。
それから、寺のHPを見ると「駐車場が少ないため公共交通を使って下さい」旨のことが書いてあるが、建長寺以外の寺の駐車場は実は空きがあった。
建長寺と八幡宮の駐車場はさすがに満車であったが、他は全くと言っていいほど混んでいない。この繁忙期のシーズンの日曜日であるのに…、だ。
平日であれば、鎌倉は車でも十分に行けると思う。
鎌倉の佇まいが好きだ。
京都が古都としてのNO.1であれば、鎌倉は小京都のNO.1であると言える。
春、梅雨の頃もいいが、今の時期も抜群にいい。
ようこそ。海と山に面した都へ…
袋田まで6時間っておかしいだろ。でも鹿島は最高だ。
先日、袋田の滝を見に行ったことは書いた。
自宅を出たのは9時頃。
袋田に着いたのは何と午後3時だ。
家から何と6時間もかかっている。いくら平日とは言えかかり過ぎだろ。
原因は首都高速の渋滞だ。
大井、昭和島、箱崎・・・。
首都高速を抜けるのに3時間もかかっている。アホか!
事故渋滞もあったようであるが、平日の首都高速はこんなに混んでいるのか?
「混んでるなぁ〜。皆、何しに行くんだ?」
「お仕事の車でしょ。働く車だよ」
「いや、こんなことやってたら東京では仕事にならない・・・」
経済損失著しい。
異常だよ。首都高速・・・
勝手にやってろ。
一方、鹿島サッカースタジアムで驚いたこと。
私たちは4F席だった。
そこには2つのお店が出ていた。
私たちはその片方に並んだのであるが、そこのモノがすごく良かった。
・カツカレー:400円
・モツ煮:400円
・ジャンボフランク:300円
これ全て、現地でお姉さん、お母さん達が作っていた真っ当なモノである。
カレーはカツを現地で揚げていた。ご飯も炊いたものを釜からよそってくれた。カレーは商用のものかもしれないが美味しかった。これにカツが3枚付いて400円。
破格だ。
めっちゃ美味しかった。大満足である。
モツ煮は寒いスタジアムでは食べたくなる一品だ。物凄く売れていた。
味は少し薄めだったが400円にしては十分。
おばさん達も忙しくて面倒だったのかネギを死ぬほど大量に入れてくれた。
ジャンボフランクは30cm弱の本当に大きなものだった。よく焼いてあり、とても美味しかった。
妻が痛く感動していた。
「こんな安くて美味しいもの初めて!」
私も同感だった。
鹿島スタジアム、最高!
また、行こうと思う。
神奈川県に住む私たちにとっては鹿島は交通が不便なため、行くのが億劫になる。しかし、駐車場については心配いらない。だから車で行って帰ってくれば良い。
私たちは試合終了まで観戦したが、自宅には0時過ぎに到着出来た。問題ない。
私たちは、袋田に寄った関係上、鹿島到着が6時過ぎになった(試合は7時20分開始)。しかし、スタジアムから程ない距離の大きな民間駐車場に何の問題もなく入れた。
大丈夫。
鹿島の町のキャパシティは大きい。
車で行っても大丈夫だ。必ず止められる。
因みに料金はどこも1000円だ。
鹿島サッカースタジアム。また、行ってみたい。
アントラーズ、万歳!
日本の紅葉と滝
先日、妻に誘われ「袋田の滝」を見に行ってきた。何でも「日本3大滝」なのだそうだ。これ以外の2つは、華厳の滝と那智だそうで。
実際行ってみると素晴らしい。
行ってみる価値はある。雄壮だ。
しかし、思い出したのだが私は20年以上前にここにきたことがある。茨城の友人に連れてきてもらった記憶がある。
懐かしい・・・
しかし、以前はこのような賑わいではなかった気がする。
ここは紅葉の名勝でもあるとのこと。
帰りは「鹿島サッカースタジアム」で「日本VSオマーン」の観戦。
これが妻の望んだ今日1日のルートだった。
忙しい1日だった。しかし、充実していた。
今、列島は紅葉を迎えている。
日本は今、とてもいい季節だ。
おまけの鹿島サッカースタジアム。本当に立派なスタジアムだった。
長谷部は出場せず。妻はプンプンだった。
その免許が本当に必要か
ホンダとヤマハの原チャリ提携には驚いた。
私のような世代のおっさんにとって、両社にカワサキ/スズキを加えた4社は絵に描いたようなライバル同士だ。
ユーザーは完全に分断されており、これらが被ることはあり得なかった。ヤマハファンは、いつまでたってもヤハマファン。ホンダ・カワサキファンについても同様。
私の友人達が所有していたバイクの代表選手は、
・SR400
・CB400FOUR
・XR400
だったか…
たまたまであるが、SUZUKIのユーザーはいなかった。
それらの中で、ヤマハ/ホンダの両社が、原チャリに限ってであろうが提携とは…
ヤマハはJOGの生産をやめてしまうそうだ。
私、若い頃、JOGを愛用していた。残念。
しかし、上記の朝日新聞の記事に詳しいように、原チャリの国内市場は1980年で200万台規模であったものが最近では何とその1/10にまで縮小しているとか。
これは辛い。商売にならない。
聞くところによると、原チャリのライバルは「電動アシストし過ぎ自転車」だとか。
私は電動機付き自転車は乗ったことがないが、これ、結構便利らしい。
見た目よりも電動機の補助は強力らしく、日本の一般市街地の坂で登れない場所は皆無とのこと。信じられないくらいスムーズに走れるらしい。
なるほど。
外見さえ気にならないなら、お父さん達も駅までの通勤の足にこれを選ぶかも知れない。
そう言えば、朝の通勤時間帯に電動アシストに乗っているリーマンを見かけたことがある。なるほど。なるほど…
エコで原チャリより安価、ちょっとした運動にもなるアシスト付き自転車は、免許取得の必要も無い。子供を2人抱えたママさん達にも恩恵大。
私が気がつかない間に、時代のトレンドは原チャリからチャリンコに移行している。
近場の移動ツールは、チャリンコがエコ/ヘルシーで完全に主流になったと納得する。今回の件で、時代の変遷を強く意識させられた。
ところで、本件と関連性が感じられる話題がある。
業界団体から、原付2種免許の解禁要望が出されており政府がその検討に入ったとの噂である。
今すぐに、ということにはならないであろうが、もし近い将来解禁が実現すれば、小型バイク市場の多少の拡大に寄与することかも知れない。
現に、私は小型のスクーターは欲しいと思っている。
早いところ実現して欲しいものだ。
もし、実現したらVespaが欲しい。Vespaに125ccってあるのかしら…
解禁については、当然反対意見が出ている。
私のような、教習を受けていないおっさん達が街に大量繁殖して交通の妨げになったり、事故を多発させるというものだ。
ごもっともな意見である。
しかし、私はオートマチックのスクーターに乗ろうとしているので運転については心配ご無用だ。安全に対しても分別と準備、対策は自己責任で行う。心配には当たらない。
それよりも考えて欲しいのは、そもそもバイクの運転に専門免許が3種類も必要なのか、ということだ。
ご存知のように、私の世代の少し上では、普通免許で全ての2輪車が運転可能だった。そして、日本人が大好きな「欧米」だとか、「世界の云々」では『バイク免許』など存在しない。
「危ない!」と言っているのは【日本だけ】だ。
そして、ほんの40年ほど前の日本は「世界標準」だったのだ。
一体、何のための免許?
誰のための規制?
私にとっては、意味不明である。
そろそろ、何でもかんでも「規制」「認可」「免許」って止めればいいのに。
「2輪バイクの国内市場が縮小している」
思わぬ話題から、この国の歪さを思い出した次第である。
無い袖は振るべきではない
サンスクリット語に「マンジュシュリー」という言葉があるそうだ。
「マンジュ」は ”妙” 、「優れたこと」、「シュリー」は "吉祥" 、「めでたい=吉」を意味するらしい。このことから、「マンジュシュリー」を中国では「妙吉祥」「妙徳」と訳するとのこと。
日本ではこれを「文殊」=優れた仏の智慧(ちえ)と言う。一般には文殊菩薩を指している。
文殊菩薩像は、獅子の上に座り、左手に剣を右手に経典を持っている。剣は煩わしい煩悩を断ち切る仏の智慧を、経典はありがたき大乗仏教の教えを象徴するらしい。
何とありがたい菩薩であろうか。
悟りに至る智慧と行動の有り様を私達に指し示して下さっていると言うことだ。
ありがたい仏様であるが、どこに行けば会えるのかは知らない。
さて、もう一方の「もんじゅ」は遂に引導を渡されるようだ。
高速増殖炉の方である。
これまでの総事業費は、建設費5,886億円、運転・維持費4,524億円、総額10,410億円。維持費は平成28年度予算で185億円とのこと。
笑ってしまうのであるが、このプラント、何と固定資産税がかかっている。それも年間12億円。
文科省は廃炉に3,000億円はかかると言っているこの無用の長物に、年間12億円の資産税とのこと。おかしくて、滑稽で、笑いが止まらない。
固定資産税は、”資産価値”があるからかかるのだ。
この放射性廃棄物の巨大な塊に、22年間で250日しか動いていないプラント、それも再利用など不可能な施設に、一体どのような資産価値があると言うのだろう?
廃炉になった暁には、是非とも差し押さえをして頂き、その貴重な資産のあれこれを税務署の人達に持ち帰り頂きたい。恐らく地元の方々もそれを望んでいる。
↑
「電気事業連合会HP」より
今回の廃炉の方針は、誰が見ても正論であろう。
そんなことよりも、何でもっと速く意思決定が出来なかったのかの方が大問題だ。
これまでに垂れ流され続けた1兆円はもう帰ってこない。回収不能だ。
高速増殖炉の研究は今後も継続すると政府は宣う。そりゃそうだ。今さら「出来ません」とは言えないだろう。
そんなこと言えば、私達が「責任者出てこい!」「1兆円返せ!」と責めるからだ。
政府が止めるに止められない事情は分からんでも無い。しかし、そもそも高速増殖炉なんて本当に実現出来るのか?
「もんじゅ」がたびたびの事故と運用者の不手際により、永らく稼働停止していた経緯は皆が知っている。
そもそもの計画が無理筋だったのではないのか?
劣化ウランからプルトニウムを生成することは、理論上・数式上では出来るのであろうが、それをプラントとして継続的・安定的に実現することは、今の日本の技術では不可能だ、ということではないのか?
この20年間の「もんじゅ」の人生がそのことを物語っている。また、それ以前の「原子力船むつ」の辿った経緯が、この国の政府・国民の智慧の限界を示しているように見えて仕方が無い("むつ" は母港すら持てなかった)。
私達の技術力・運用力では「原子力船」すら、実用化出来ていないのだ。
「もんじゅ」は、粛々とフェードアウトさせるべきだ、と私は思う。
「もんじゅ」の地元福井県では知事をはじめとする関係者が大騒ぎしている。
「研究停止、施設の廃棄はあり得ない」と…
しかし、彼らが指向しているゴールは「夢の再生エネルギー」ではない。
地域経済を支える資金。金だ。
だから、なんやかんや言っても、関係者は最終的には「電源交付金の代替案を示せ」と腹では思っている。
分からないでもない。
しかし、この世に錬金術など存在しない。
敦賀市の住民は「高速増殖炉が実現するかはどうでも良い」「これまでと同じく地域経済を維持さえ出来れば良い」と考えているのだろうか?
高速増殖炉プランは既に破綻している。
そんなものに群がって行き延びようなどと考えない方が良いと思う。
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがあるが、それには続きがあるそうだ。
「三人寄れば文殊の知恵、百人寄っても出ぬは金なり」
無い袖は振るべきではないし、頼るべきでも無い。
文殊の智慧は一体どこに行ってしまったのだ…
10万円のジャケットは買いません
我が家では、日本経済新聞を購入している。月当たりの購読料は4,509円らしい(口座振替なので意識していない)。
読売新聞であると4,037円らしいので、日経は割高だ。産経新聞は他誌よりも安いと聞いたことがあるので調べてみると、3,034円であったが、これは朝刊だけの値段とのこと。
はて、産経には夕刊がないのであろうか。HPを見ただけでは分からなかった。
と言うわけで、日経が他誌よりも割高であるのは間違いないとしても、それ相応の付加価値はある。
経済欄の専門性は当然のこととしても、30〜40頁のボリュームを有する紙面・記事は多彩かつ、ある意味で充実はしている。
勝手なことを書いている経済コラムにも、たまに耳を傾けるべき出色のオピニオンはある。
日常の記事もさることながら、毎週末の別紙特集は結構楽しい。私の妻はよく目を通しているようだ。
ビジネスパーソンとしても自分もそろそろ枯れてきたなぁ、と実感するこの頃、無理してまで高価な新聞を定期購読する必要もないかと考えていたのであるが、妻の反応は意外にも、
「別に新聞くらいとっててもいいんじゃない。じゃまにならないし」
というもの。
この手の節約は不要とのことらしい。
と言う訳で昨日の日経朝刊には、月一度のおまけとして「THE NIKKEI MAGAZINE STYLE」が添付されていた。
今月の特集は、 "ファッション&ライフスタイル" とのこと。
各種ブランドのスーツ、ジャケット、シャツ、パンツ、ビジネスバッグが中心の特集だった。
↑ コーヒーをこぼしてしまいシワシワ
「HUGO BOSS」「AZABU THE CUSTOM SHIRT」「Factelier」「PELLE MORBIDA」「ONLY」等のブランドが紹介されていたが、私はこれらを全く知らない。
恐らく私が無知で無頓着なのであろうが、それにしても全く知らない。銀座辺りに行けばお目にかかれるのだろうか。あるいは、横浜そごうにも陳列されているのか。
謎だ…
今まで、この冊子に紹介された商品群で私が「ああ、これ知ってる」と思ったのは腕時計だけ。時計は好きなので、この時だけは一生懸命に見る。
さて、今回特集の中で、ジャケットだけはちゃんと見てみた。
ブランドは知らないが、どれもいいな、と正直に思う。しかし、どれも高価だ。OVER ¥100,000 が当たり前のように並ぶ。
いくらなんでも高過ぎ…。
日経の読者は皆こんなに高価なジャケット、スーツを着ているのだろうか。
例えば「Henry Cotton's」のジャケット(ネイビー)は89,000円、パンツは33,000円だ。上下で併せて123,000円。
パンツはいくらモノが良くとも消耗が激しい。2〜3シーズンでおシャカになる覚悟が必要。これに3万円だすかなぁ。
私はムリ。
一方、ジャケットは大切に着れば、結構保つ。良いものであれば、尚更だ。
私はジャケットはずっと以前から「J-PRESS」を愛用している。「J-PRESS」のフランネル生地は結構頑丈だ。6〜7年は行ける。
値段も結構するが、その価値はあると思っている。
3つボタンが良い。
実は「Brooks Brothers」のジャケットも保有しているのだが、着たときの感触は「J-PRESS」の方が気に入っている。
やはり、「J-PRESS」のデザイン、生地は良い。すごくリラックスできると感じている。
できれば、「THE NIKKEI MAGAZINE STYLE」においては「J-PRESS」や「Ralph Lauren」の新作も紹介して欲しい。
10万円のジャケットを紹介されても困る。
ところで、左側のモデルさん。
とても素敵だ。
誰なんだろう…
ここに掲載されるジャケットを着れば、彼女に遭えるのか…
役満は自摸るしかない
随分、前の記憶。
南場の何局目であったかは覚えていない。
好調なツモにより私は10巡目辺りで聴牌した。手の内は大三元、対々和の ”中” 待ち。自摸れば「大三元・四暗刻」のダブル役満だ。
私は敢えてリーチをかけた。
理由は正確には覚えていないが「今日のメンバでは、その方が当たり牌が出易い」と判断したからなのは間違いない。
記憶では、場に三元牌はまだ出ていなかったと思う。私の捨牌からは手役は平和系に見えたはず。序盤戦であるが故に、
「字牌なら出る」
恐らく私はそう考えていた。
その時、下家のAが追いかけリーチをした。
Aは、顔を覗き込ませて言った。「ゆず、どんな手?」
私の手牌を見て、Aは絶句した。何も言わなかった。
上家のUが「ゆず、でっかいの?」と聞いた。
「まあまあ」
このやりとりを対面のHがじっと見ていた。そして、呟いた。
「ハハ〜ン」
私はマズイと思った。彼を引っ掛けようと思っていたのに、Aの反応で手牌を読まれたような気がした。
この場面、例えば私が、純全帯・三色同順・一盃口・ドラ2を聴牌していたとしても、恐らくAが示した絶句の表情にはならない。
「でっけ〜」って顔をするくらいであろう。
Hは恐らくAの表情から私の手牌を読んだ。
「恐らく役満。それは三元牌が捨てられていない場を見れば分かる。恐らく国士無双ではない。『大三元』だ。」
そして、その読みは当たっていた。
私は、Hに恐らく上がり牌を読まれたことを覚悟した。
Aが私の牌列を覗き込んでこなければ、こうならなかったかもしれないが、今さらそう言っても仕方が無い。
「ここは自摸るしかない」
役満を目指す故に、そう考えた。
結果、この場は流局となった。見事なのはHである。流局になって手持ちを開いた時、Hの手牌の中には しっかりと ”中” が握られていた。
「やっぱりね。ゆずは危ね〜わ」
Hはそう言ったが、私はこの勝負に負けたことを自覚した。
このこと以来、私は自分の手牌を他人に見せることを止めた。リーチをかけたら直ちに牌を伏せることにしている。
「でかい成果を目指すのであれば、他人に頼ること無く自分自身の手で成し遂げねばならない。そして手の内は見せるものでは無い」
麻雀で得た人生の教訓だ(実はそんな大袈裟なものではない…)。
麻雀には、さまざまなローカルルールがあり、それが不便であり、また楽しくもある。
私は横浜に出てきて、あちこちの人達と麻雀をやってみてそのことが興味深く、また、楽しかった。
・ゲイシャ
・ワレメ
・花牌
・タテ/ヨコのウマ、等々
まあ、色々と考えるものだわ。
しかし、様々なローカルルールの中で、やはりゲーム実行に当たって、よく調整に苦労したのは下記のもの。
①ルールは「ありあり」or「なしなし」→ものすごく揉める
②ウラドラ、カンドラの扱い
③ダブル役満の取扱(何に適用するか)
④大車輪は役満とするか
そして、これらに加え事前の合意形成を忘れていると思わぬ時に揉めてしまう役満ルールがある。
無さそうで、意外と起こり得る。
それが「人和(レンホー)」だ。
これは、「地和(チーホー)」から派生した役満だと推測するのであるが、地家が1巡目に自摸るのではなく、場に捨てられた不要牌を当たるのが「人和」。
細かな定義では「上家の捨牌にしか当たれない」とのルールもあるそうだ。
私の友人達は、1巡目全ての捨牌に当たっても「人和」としていた。比較的柔らかい取扱だったようだ。
この手牌、珍しいことは確かなので、その取扱を満貫とするか役満とするか、それはその地域各々の価値観として決定されていたのだと思う。
・・・・・・
妻は「悪くないね。ビジュアルとイメージは大切だよ」と言っている。
まあ、頑張って下さい。
しかし、ひとつ言いたいことがある。党の幹事長が野田佳彦だと?。
「人和」いや「蓮舫」は、一体何を考えている?
今さら、この男を党の幹事長に据えるだと?
わざわざ、あの忌まわしい記憶を我々に思い起こせとでも言うのか?
こやつの顔なぞ、見たくもない!
こう思うのは私だけだろうか?
「マニフェスト」
この 本来は堅い意味を持ち、しかしフワッとなっていた”日本語” を日本から駆逐したのはこやつだ。
21世紀においてさえ「政治家は約束を守らない」「政治家は汚い」を実践して見せたのもやはり、こやつだ。
私は約束を守らない人の形をした生物を、生涯絶対に許さない。
若い頃のほんの少し間、政治に関わったことのある者として、これは絶対の不文律だ。
蓮舫代表には、幹事長がどのような人物であれ、頑張ってもらいたいと思っている。
そして、あなたの名が示すように、大きな成果は他人に頼らず、自らの手で刈り取ってもらいたい。
役満はツモるものだ。
シン・ゴジラを見て
先日、シン・ゴジラを鑑賞した。
妻を誘ったのであるが「NO!」との回答。やはり、以前「クローバーフィールド」を無理矢理誘った反動なのか、後遺症なのか…。SFに付き合ってくれなくなった。
息子に「シン・ゴジラいかねぇ?昼飯おごるよ」と言ったら
「ムリ!」
誰も付き合ってくれない。
結局、私と妻、娘夫婦と4人で一緒に出向き、各々好きなものを見ることになった。
私は「シン・ゴジラ」
妻と娘は「PET」
婿殿は「ゴーストバスターズ」を見ることになった。
Hahaha…、見事にバラバラだ。
でも、各々の嗜好を表していて興味深い。皆が皆、ゴジラを見たい訳では無い。当たり前だ。
ラゾーナ川崎の109シネマに行ったのであるが、3種の映画はほぼ似たような時間に始まり、同じ頃に終了した。
結果、4人で映画に行ってきました、というのと同じである。別々のを見ているのだが…
上映終了後、「つばめグリル」で4人揃って遅めの昼食をとった。
各々の見た映画の感想を述べあった。どれも、大変面白かったらしい。
私は婿殿から「ゴジラどうでした?」と聞かれたので、
「良かった。自分の中ではシリーズの最高傑作だと思う」
と答えたら、彼は大層驚いていた。
「エヴァンゲリオンみたいですか?」
「ハハ、同じBGMが流れてたよ。とにかく映像が凄い。凄くリアル。ストーリーも面白い。庵野が監督するとこういうゴジラになるんだ、と思った。やられたよ。やっぱり彼は天才だ。」
以上は、私の正直な感想だ。
印象的であった部分にもう少し触れておく。
・目的の60%は、石原さとみさん(好きなんです)。彼女のスーツ姿は抜群に良かった。流暢な英語を話すのには驚いた。そう言えば、英会話のCMやってたなぁ
・長谷川博己さんの臭い演技は庵野監督は織り込み済みなのだと思う。あの臭さが良いのだ。あんな政治家は日本にはいない。ゴジラも彼も日本では架空の生き物だ。
・自衛隊がカッコ良かった。幕僚長の「お礼の言葉は無用です。仕事ですから…」のセリフにしびれた。
・防衛大臣が突き抜けていて良い。「いいんですね?総理。許可があれば自衛隊は首都の真ん中でも徹底的にやりますよ!」たじろぐ大臣達…。小池百合子都知事がモデルか?との風説もあるが、私は違うと思った。小池さんは、もう少ししなやかに言う(見せる)と思う。
・環境庁の課長補佐は確かに良い!
・エスプリの利いた皮肉があちこちに散りばめられている。石原さとみさんのセリフに思わず笑ってしまった。「私の国では重要事項は大統領が決めるわ。あなたの国では誰が決めるの?」
・京浜急行とJRの扱いの差が面白い。
・武蔵小杉は、本当に破壊しても良いと思う。あそこさえ無ければ、湘南新宿ラインは混雑しないのだ。
・シン・ゴジラに超兵器は登場しない。純粋に人と "シン" の闘いを描いている。それが良い。人には知恵がある。同志がいる。日本を救おうという決意がある。ヤツと闘えるのは自分達だけだ。自分達が何とかするんだ。そういうメッセージがヒシヒシと伝わってくる。「日本も捨てたもんじゃない」。このセリフに救われる。長谷川さんが自衛隊員に激を飛ばすシーンは「インデペンデンス・デイ」のホイットモア大統領の演説を彷彿させる。泣けるシーンだった。
・ラストシーンでゴジラのシッポの先に溶けた人らしきものが映っている。これは何の暗示なのだろうか。ゴジラが人を食べているという意味か?はたまた、ゴジラの正体は人類だとでも?まぁいいや。考えても仕方が無い。庵野氏がよくやる謎掛け、揺さぶりだ。
当日、ゴジラを上映する劇場は混雑していた。満員だった。
私の右隣に座ったのは小さな女の子2人を連れたご夫婦だった。左隣はカップル。そのまた左はじいさん3人。
このような方々と同席したのは、たまたまかもしれないが、ゴジラヒットの理由を見た気がしている。
以外と、多くの世代にファンがいるのだ…
難題…
困った。
本当に困っている。
どうしようか…
事の起こりは先週金曜日。とある本屋で衝撃的なものを私は見てしまった。
これだ。
中を開いてみる。
そうすると素晴らしいものが…
急いで値段を確認する。この手のシリーズものは初回だけはアンビリバボーなほど安価なものだ。
"1299円!!!!!!!!"
私は速攻で購入した。
ものはケース越しにであるが見れば分かる。かなり精巧な作りだ。それも1/24スケール。
このサイズ、品質で1300円なんてあり得ない!それも、TOYOTA2000GT !!!
あり得ない!
Oh my god !
中を開くとこのようなものが出てきた。
圧巻。
EXCELLENT!
何度も言うが、あり得ない!これが1300円!
このシリーズ、今後、60号まで続くらしい。
定期購読するな否か、迷っている。
金額の問題ではない。
気にしているのは、これが60台も揃ったら、一体、家のどこに置くのだ?と言うこと。
私は豪邸に住んでいる訳では無い。こんなでかいもの60台も置く場所は無い!
でも、欲しい!
でも、全部は買えない!
今、私は本当にどうしようか困っている。
I LOVE YAMAHA
2006年9月23日、夜8時を過ぎた頃だろうか…。拓郎は "ジャラン〜" とギターを1ストロークした後、ゆっくりと歌い出した。
なのに永遠の嘘を聞きたくて…♩
今日もまだこの街で酔っている…♩
1パート目を歌った後の間奏の間に舞台の袖から一人の女性が現れた。会場の観客は最初どよめいた。
「誰?」
どよめきは、すぐさま大きな歓声に変わった。会場が熱狂した。
彼女は、2パート目以降を拓郎とともに歌った。
そう、この曲は彼女が拓郎の復帰を記念して贈ったものだった。
歌い終わると彼女は何も言わずに微笑みながら舞台を去った。最後に観客に向かって手を振った。
拓郎はそのとき彼女を紹介する。
「中島みゆき!!」
この様子はNHK BSで生放映されていたらしい。私は編集された番組を後日見た。
とてもよかった。ちょっとだけ涙ぐんでしまった。
吉田拓郎とかぐや姫にとっては、31年振りの「つま恋コンサート」だった。
このコンサートが行われた会場「ヤマハリゾート つま恋」が今年一杯で閉鎖されるとのこと。
私達、おっさんにとってこの施設は象徴的なものだ。
そう言えば中島みゆきもポプコン出身だった。世良公則やチャゲアスもそうだ。
ポプコンの場に限らないが、中島みゆきや多くのミュージシャンが演奏するキーボードのフロントにはいつもお決まりのエンブレムが見える。
ピアノ、ギターと言えば、やはりYAMAHA、である。いや、KAWAIやRolandもあるが、私はYAMAHAがいい。
我が家にあるピアノは当然YAMAHAだ(娘が弾いていた)。
私は若い頃ギターを4本所有していた。アコースティック2本、バンジョー、エレキ、全てYAMAHA。購入に当たっては一応他メーカーのものも試している。その上で、YAMAHAを選択している。
アコースティックギターについては、当時モーリスなどのライバル社もあったが、弾き比べてみると音質の差は明らかだった。
「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」
当時、アリスの谷村新司がCMをやっていたが、私の友人を含めてモーリスを持っている者は皆無であった。皆、知っていた。
ギターはYAMAHAだ。
友人(Filio)が強く勧めたのだ。
彼はオフロードバイクが好きで乗っていたが、いつもYAMAHAだった。「エンジンはYAMAHAが最高!絶対に間違いないから」といつも言っていた。
そう言えば、TOYOTA2000GTのカムヘッドはYAMAHA製だと彼が言っていた。ホントかいな…
我が家のキッチンテーブルはYAMAHAだ。
これは彼女のセレクト。
大理石の使い方がとてもシャレているとのこと。
そう言えば私の友人は新婚時に購入する家具をYAMAHAで揃えていた。
若い頃着ていたヨットパーカーはYAMAHA。
お風呂場を改装する時にYAMAHAのユニットバスを検討した。なんとYAMAHAのユニットバスは、ipodが接続出来るようになっていた。デザインも良い。でも、サイズが合わなくて断念。
結局、Takara。
バドミントンのラケットはYONEX。私がプレーする訳ではないので…YAMAHAにはできない。
テニスラケットはKawasaki。これは姉にもらったものだから(何と木製)。
ゴルフクラブはSPALDING。安かったので。あと私はゴルフに気合いは入れない。入れていれば当然YAMAHAを買っている。
AVアンプはYAMAHA。現在は、HTR-5067
音叉はYAMAHA
彼女のスキー板はYAMAHA。私はATOMIC。YAMAHAさん、浮気してごめんなさい。
MSXはYAMAHAではない。いや、結局MSXは買わなかった。NEC PC-6001を持っていたので。
YAMAHA製品って、一体何種類あるのだろうか。音叉からプレジャーボート、汎用エンジンまである。そう言えば文房具は作っていないのだろうか…。あれば買うのに。
「ヤマハリゾート つま恋」の店じまいは、ヤマハの多角経営からの脱却。負の遺産の整理だそうだ。
「音質にこだわった製品や業務用機器を強化し、成長戦略の柱に据える」とのこと(日経新聞より引用)
経営的にはそれが正しいのかも知れない。
でも、色んなことをやっているヤマハが私は好きだ。
YAMAHA のロゴが大好きだ。
I LOVE YAMAHA!
赤い3連星
今、日没後の南の空を見ると縦に見事な3連星が見える。
3つの星は相当に明るいので誰にでも視認出来るはずだ。
これは、土星、火星、蠍座のアンタレスがたまたま縦に並んだものだ。
ご承知の通りアンタレス、火星は元々が赤く見える星。一方、土星は元来赤く見えるわけではないが、3つ並んでいると不思議なことに赤く見える。
まことに見事な「赤い3連星」が形成されている。
このような並びを見たのは、私は初めてだ。極めて珍しい天文現象として、是非多くの方に認識頂きたいものだ。
このフォーメーションは、今だけだ。
年内、土星は蠍座と天秤座を行ったり来たりしているが、火星は凄いスピートで蠍座、射手座、山羊座を駆け抜けて行く。
この3連星はあと1ヵ月も続かない。
蠍座は今、夜10時くらいには地平線に没してしまう。また、その時間は今後どんどん速くなる。
そして、秋になると蠍座は日没になっても姿は見えなくなる。
本当に今だけの3連星だ。
実は今からおよそ2ヵ月後の10月28日、17時に似たような見事な3連星が観測出来るかも知れない。
シミュレーションでは、火星に替わって金星がその場所にいるのだ。
上記の時間にほぼ一直線になる。これも、凄い光景だ。
しかしながら、10月末の夕方5時。西の地平線ぎりぎりのところだ。
うまく見えるだろうか…
是非、実現して欲しい。
太陽が沈み切っていない。明るくて見えないかも…
暑気払い
今年の夏も暑い。
熱い時には逆療法で「辛いもの」を食べると元気が出るとか。
ホントか嘘か知っている訳ではないが、この数日カレーを頻繁に食している。
妻が外出していることが多いので、昼食は自前で調達せねばならない。たまには自炊をするのであるが、今年は気が向かないのでもっぱら買い出したものを食している。カレーもレトルトや近所の弁当屋さんから調達している。
レトルトは「銀座カリー」の中辛を選んでいる。これを「サトウのご飯」にかけて食する。
とても美味しい。これで十分。〆て300円程度。
コスパは最高だ。
一方、近所のオリジン弁当の「バターが決めてのチキンカレー」もお気に入りだ。
素のカレー(トッピングなし)で450円。
これ、めっちゃ美味しい。
カツカレーにすると相応の値段になってしまうが、なかなか贅沢な代物になる。たかがお弁当、しかし侮り難し。私はこれが結構気に入っている。
あと、暑気払いにこれもお勧めだ。
場所は沼津ICから20分程度。
三島広小路駅のすぐそば。
お店の待ち時間は、2〜3時間。大したことはない。
夏を楽しく過ごしましょう。
三浦には三崎がある
横浜新道の戸塚料金所を潜ってからおよそ50Km。1時間程度の距離。
三浦市三崎。
三浦半島の南端になる。
ここは「まぐろ(鮪)」の聖地だ。
今年4月の高速道路料金改定の恩恵を受けている数少ない路線である「横浜横須賀道路」。地元の人達は "ヨコヨコ" と読んでいる。
湘南方面からヨコヨコをアクセスする者にとっては、横浜新道の料金が200円→320円に改定されたため、首都高速への接続は負担が増えたが、それを補ってもおつりがある。三崎へのアクセスは、俄然、割安になった。
衣笠ICを降りて三浦縦貫道に入り、134号線に合流し、そのままひたすら真っすぐ行くだけ。
先日、数年ぶりに「まぐろ」と「スイカ」を目当てに三崎に行ってきた。
休日であったが、梅雨明け前、夏休み前のせいか、人出はさほど多くはなかった。駐車場にも空きがある。
最初の目当てはマグロ丼。
鉄火にするか漬けにするか、いつも迷う。三崎のマグロ丼はどちらも捨て難く美味しい。よって、入ったお店のメニューを見て、その日の気分で決めている。
今回、行った店は「鮮味楽」。いつも行列が出来ている人気店。
前々から機会があれば行こうと決めていた。
このお店、少々値段は高いがその価値はある。しっかりとした寿司が堪能出来る。
マグロ丼は極めて美味であった。
シャリは多くない。
しかし、マグロの切り身は見た目以上に太く大きく分量がある。だから、シャリは少なめで十分だ。
これで、丼にしっかりとシャリが載っていると、恐らく普通の人は食し切れない。残すことになると思う。
よって、これがベスト。
極めて美味。
パーフェクトである。
因に、この店は一定金額(確か3000円)以上で駐車券のサービス付き。精算時にもらうことを忘れないこと。
食後は「みさきまぐろ倶楽部 うらり店」に直行。この日は、お店の方からマグロの頬肉を勧められたので、それを購入した。そこら辺のスーパーでは目にしないもの。これも美味。
この「うらり店」で2000円以上の買い物をすると三浦縦貫道路の通行券(300円相当)がもらえる。忘れずにもらおう。帰り道のヨコヨコまでが無料になる。
そして帰路、道沿いの農家でスイカを購入。軒先では試食を豪快にさせてくれる。私は、大きなスイカの切身を3つ食べた。所望すれば、恐らくいくらでも食べさせてくれると思う。
三浦は大根が有名であるが、スイカも十分に美味しい。今回は2000円の巨大なモノを買った。
おまけに、トマト(超新鮮)を4つ貰った。
神奈川県には三浦半島がある。
三浦には、とても美味しい野菜がある。
夏はスイカ。
年中、マグロ。
ああ、三崎があって良かった…