Long live rock'n' roll 〜ジョン・ロードに献杯
今、一杯飲みながらこれを書いている。
ジョン・ロードが亡くなったそうだ。
あの有名なDeep Purpleのキーボード奏者だ。私は彼を見た事は無い。しかし、彼の奏でる(この表現でいいのか判断に迷うが)サウンドのファンの一人であった。もちろん、Deep Purpleだ。
このバンドの偉業は、ここでは触れない。もっと、詳しく的確な評論が今ネットのあちこちで行われていると思う。日本だけでも、恐ろしい数のファンがいるはずだ。Deep Purpleには・・・。
ジョン・ロードに対してはどうであったのだろうか。私はその部分も知らない。Deep Purple解散後は確かホワイトスネークとかいうバンドにいたのを思い出す。
チラッとしか聞いた事はない。
Deep Purple以外での彼の演奏、プロデュースには申し訳ないが、全く興味が無かった。単に私の好みの問題だ。彼は、Deep Purple以降も堂々とロックの正道を歩んだことだと推測する。
Deep Purpleのサウンドは、今聞いても、とても変わっている。コード進行が変則的だ。
メジャーコードとマイナーコードのコンビネーションが変なのだ。
しかし、Burnのオルガン間奏は、そのおかしなコード進行の中にあっても、完成形と言ってもいいほど素晴らしい。速引きというのか、何というのか、私にはあの演奏の良さを説明できない。
しかし、変でも良いモノはいい。
High way starのキーボード間奏に我々はぶっ飛んだが、Burnの演奏はこれを上回ってぶっ飛んだ。本当に凄かった。
リッチーブラックモアは、幼い頃からクラッシックギターをやっていたらしく、その影響で、自らのバンド曲になんとバッハの旋律を取り入れた。
そんな、アホなことを!、と思うのであるが、演奏を聴くと「なんじゃ、コリャ〜!」と言うほど良い!
このサウンドを強力に印象付けたのがジョン・ロードのキーボードだ。
彼なくしてリッチーの想いは結実しなかったと思う。
Deep Purpleは、どうしてもイアン・ギランとリッチーブラックモアのバンドというイメージになってしまうが、ジョンなしに、やはりDeep Purpleはなかったと思う。
今日は、深く、静かに彼の冥福を祈ろうと思う。少し酔った・・・
Long live rock'n' roll!
"Long live rock'n' roll"、これは、リッチーブラックモアがRainbow時代に書いた曲であるが、彼に贈るにも相応しいと思う。私は、この曲をRainbowのコンサートで聞いたときの驚きと感動を今でも忘れない。あの時のキーボード演奏はジョンではなかったが、そのサウンドはやはり彼が築いた石碑の延長線上にあったと思う。そう思いたい。
"Long live rock'n' roll"・・・永遠のロックンロール。
泣けるぜ・・・
素敵なサウンドに感謝、そして乾杯・・・。
PS.
桑名(正博)、お前はもう少し生きろ。死んではならん。(涙)