豚玉に始まり豚玉に終わる

　暑い日が続いている。

　こういう暑い日は、暑気払いにカレーを食べるのがいい、という人がいる。本当？だろうか。逆療法ですか。

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夏に食べたいカレーのイメージ

　この間、どうしてもラーメンを食べたくて行ってきた。おいしかったが、汗が出て死にそうだった。これは、苦行だった。

　私はラーメン道の求道者か、と思った。

　自虐的行為だった。暫く止めておこう。

　お好み焼きはどうであろうか。

　関東地域ではお店を選ばないと、不必要においしくないものをわざわざ高額を拠出して食する事にもなり得る。リスク対策が必要だ。

　しかし、ビールと枝豆と豚玉の取り合わせは抜群だ。

　この間、バラエティ番組で紹介されていた「道頓堀」はどうだろう？行ってみようかな。

　お好み焼きと言えば、「豚玉」が基本だ。

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「道頓堀」の豚玉。干しえびは不要と思います

　これを食べるとそのお店のポリシーが理解できる。本場大阪では、豚玉について手抜きはしない。味の基本であるからだ。

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これはミックス焼き。これもスタンダードといえる

　キャベツ、小麦粉、山芋、紅しょうが、ソース、マヨネーズのバランス、焼きの火加減、全ての要素が完全バランスでミクスチャしているかを確認するには、これを食べてみるのが一番だ。

　食材がシンプルであるが故に、ごまかしがきかない。

　肉は豚でなくてはならない。牛は邪道だ。適度な脂身があるから良いのだ。

　ステーキを食べに行っているのではない。”お好み焼き”だ。間違えないようにしたい。

　豚玉を食べたあとは、焼きそばで締めたい。

　やはり、オムそばが良い。

　このオムレツのような焼きそばを考案した人は間違いなく天才だ。

　その付加価値の高さと斬新さは”味噌ラーメン”に匹敵すると考える。見て楽しむ要素も兼ね備えている。

　素晴らしい・・・。

　２種類も食べられない人は、モダン焼きでいこう。これも究極のお好み焼きだ。因みにモダン焼きと広島風お好み焼きは異なるプロダクトだ。気をつけよう。

 しかし、これはプロダクトとしては甚だバラツキを生み易い。お店を選ぼう。私の経験では、これを美味しく提供しているお店は少ない。

　私は一体何をブツブツ言っているんであろうか・・・。暑さのせいでボケてる。

追伸：大阪でお勧めのお店は「ゆかり」です