「レ・ミゼラブル」がやってくる
ミュージカル「レ・ミゼラブル」が新演出で公演されるらしい。
このミュージカルは、全世界で公演されている大ヒット作だけに、日本でもファンの注目が高いことと思う。私も、これまで2回見ているが、新作にも是非、足を運びたいと思う。
私は、ミュージカルの大ファンではないが、この作品はストーリーが秀逸なだけに何度も見てみたくなる。
毎回、オーデションで俳優を選ぶので色々なメンバのステージを見る事ができる。私が見たときは、鹿賀丈史さん、山口祐一郎さんがジャン・バルジャンを演じていらっしゃった。私は、鹿賀丈史さんのジャンが好きだ。山口さんごめんなさい。
すばらしいのは、島田歌穂さんのエポ二ーヌ。
この人の歌は本当に素晴らしい。私は歌っている時のこの人がビーナスに見える。そして、未だ、現役・・・。
新作でも彼女を見る事ができるのだろうか。
島田さんは、フォンテーヌも演じていたような気がするのだが、私の記憶違いだろうか。
ストーリーは知っているし、演出も分かっているのに涙が流れる。
ジャンが人生の終焉をフォンテーヌ達に見守られながら迎える時に合唱される「市民の歌」を聞くとどうしても泣かされる。
人って素晴らしい、と素直に思える。
制作側に完全にのせられている。
しかし、これでいい。
年に1回ぐらい、少しオシャレして帝国劇場でハンカチを握りしめているのも悪くない。帰りはいつも銀座ライオンでビールだ。ミュージカルと生ビール、ソーセージと彼女の取り合わせ。悪くない・・・
この作品には、本田美奈子さんもエポニーヌで出演していたらしい。
彼女のエポニーヌも見ておきたかった。
彼女の「ミス・サイゴン」は見た。これまた、素晴らしかった。あれ以来、彼女をステージで見る事はできなくなった。
ソニンさんが演じている「ミス・サイゴン」も見た。何年かぶりに見たが、やはりストーリーが素晴らしい。永遠の母親の愛をソニンさんは見事に演じていた。彼女の歌は、本田さんより上手いと思う。
つくづく、ミュージカルって不思議な芸術だ(敢えて芸術と言わせていただく)。歌いながら、台詞を喋る。何か変。
見に行くまでは、”エ〜ッ”って感じであるが、見るとグイグイと中に引き込まれる。不思議だ。
新しい、ジャン・バルジャンとフォンテーヌ、エポニーヌとコゼット、そして、シャベールを見に行こう。
今回は、誰が演じてくれるのだろうか。
誰が歌ってくれるのか、楽しみだ。