オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

VW UP!納車を前に

 と、いう訳で明日(10/21)、契約して3週間目の納車だ。国産では一般的に2週間程度だから上出来か。

 少し、待ったな、という感覚はある。

 しかし、以前乗っていた「カリブ」は1ヵ月待った記憶がある。それよりはマシ。あの時は、ラインオフ待ちだったのかな。

 

 プリウスを手放すのが少し惜しくなってきている。

 つくづく、良く出来た車だ。何の不便もない。約6年乗っているが、軋み一つでない。

 同居人達も「お別れかぁ〜」と惜しんでいる。

 

 プリウスとUP!との装備の差は歴然だ。

 

 とはいえ、助手席の彼女がバニティミラーを使っているのを見た事はない。

 ルームライトは運転手向きと助手席向きが、前後で計4つが装着されているが、2〜3回しか押した記憶はない。助手席向きはゼロだ。

 UP!のリアウィンドは降りないそうだが、プリウスのリア窓を降ろした事は1度もない。つまり、不要なのだ。

 プリウスの自動車庫入れ機能(ナビに付加されている)は結局1度も使わなかった。EVモード(モーターだけで走る。50Kmは走るそうだ)も然り。

 運転席から助手席の窓を降ろすスイッチがついていないらしいが、そんなこと、やったこともない。

 何と、燃料の給油口はキーを差し込んで手動で開けるらしいが、考えてみればセルフのスタンドで自分で入れているので、手間は同じ。

 スペアタイヤ装備でなく、パンク修理キット対応なのもプリウスと同じ。

 ナビはプアだが、今のプリウスナビ(純正だよ)は頭が悪いので、そんなに期待もしていない。

 プリウスには、大して付いていなくとも不便の無いものが付いているのは事実、だ。

 

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 一方、明らかにデグレートしているものもある。

 プリウスCVTミッションは素晴らしい。変速ショックなしで極めてスムーズに加速する。これに比べれば、他の仕組みはBoo〜だ。

 自動車庫入れ機能は使わなかったが、バックモニターは車庫入れで毎回使っていた。これは相当便利だ。おしりをぶつけなくて済んだ。

 オートドライブは、長距離運転で意外と便利だった。これはUP!にもついているらしいが操作し辛そうだ。

 プリウスのエアコンは、何とインバーター仕様だ。UP!はふつーのらしい。夏場に効かないものは困る(初代プリウスがそうだった)が、それ以外は我慢できる。

 ハンドルはチルトできるが、テレスコなんとかという調整は出来ないらしい。そんなこと、やったことないよ。

 フットブレーキ(駐車用)。これすごく便利だった。UP!はハンド式。クラッシックだね。

 

 UP!にだけ付いているものもある。

 サイドエアバッグ。これは、使わないでおきたい。

 トラクションコントロールと衝突防止機能。これ、CFでやってるね。スバルの方が、追随機能や車線維持機能がある分、高機能に見えるが、それでもこれで十分。皆が安心して乗れる(うちは皆運転する)。

 シートヒーター。これは営業が言っていたが、一度使うと気持ちが良くて、やめられないそうだ。

 これくらい、かな。

 

 UP!は、専門家の評価では、トランスミッションの評価が辛いようだ。

 今後、マイナーチェンジでGOLFが搭載しているダブルクラッチのミッション(DSG)が搭載されるのではないか、という予想もある。

 つまり、今はまだ買い時ではない、という見方。

 営業にそのことを聞いてみたが、「DSGはありません!」とはっきりと言っていた。

 DSGは重すぎて、UP!のエンジン/シャーシにフィットしない。無理して装備すると全体バランスを崩すことになる。だからVWはやらない、と。

 この営業は、VWの車作りには相当詳しい人だったので、私は信じても良いと思った。

 もう少し待てば、もう少し良い車になるかも知れない・・・。

 私は、そう言う理由で我慢ができる人間ではない。良いと思ったら、衝動的に買う方の人間だ。プリウスの時もそうだった。ここは、「買い」だ。 

 

 その営業が言っていた。VWは日本車とお金をかける部分が全くと言っていい程違う、と。

 これが、外車に乗るということなのかな。

  さようなら、プリウス