Windows8 「Start」がなければ始まらない
主にと言うか、殆ど使っているのは居間の彼女だ。
最初の頃は、新しい画面を見て億劫そうに触っていた。入力装置は、彼女から「マウス」のオーダーがあったので、ワイヤレスマウス(bluetooth対応)と、それからさりげなくトラックボールを置いておいた。
1週間経って居間のPC在所を覗いてみると、彼女はタッチパネルとソフトキーボード、ハードキーボードを使い分けていた。
アプリの起動は、やはりタッチで行っていた。
彼女は、細かい文字入力はハードキーボードでないとダメだ、と言っている。
トラックボールも、使い方の説明はしていないが、それなりに使っていた。
何故、説明もなしに彼女はPC操作が出来ているのか・・・。
それが、Windows8の特徴であり、”ウリ”なのだ。
この新OS、相当できる。使い易い・・・。
タッチパネル仕様のPCを選択して大正解だった。私も少し触ったが、これはこれで道具として新しいし、使い出がある。インターフェイスが人に優しいのだ。
Windows8の出だし(売上)は、今ひとつのようであるが、各社からタッチパネル仕様の対応機種が発売されれば、私は結構、売上を伸ばすのではないか、と思う。爆発的ではないにせよ。
今はまだ、タッチパネル対応のPCが少なすぎる。このOSは、マウスでイジイジさせても、さほど面白くない。
USAでは、マイクロソフト製のPC(タブレット)が発売されているらしいが、私はあれを日本にも投入すべきだと思う。
私は、MS PC(タブレット)が日本で発売されれば買うと思う。
このOSは、PC用なのか、タブレット向きなのか、コンセプトが中途半端ではっきりしない。
しかし、それは必ずしもデメリットだけではないと思う。PC/タブレットの”どちらか”で使えばいいのだ。
両者を”変身”させることのできる”リバーシブル型”のPCも出ているが、そのような使い分けをする人は、あまりいないような気がする。
凡人は、”どちらか”だろう。
私のところでは、”PCの持ち運び”は考えられないので(スマホで十分)15インチの据え置き用ノートPCにした。
やはり、これで十分だった。参考にして頂きたい。
ただし、「タッチパネル対応」、は必須だ。
ところで、Windows8になって、「無くなってしまった」ものがある。
断っておくが、それは”機能”ではない。
「スタートボタン」とIEの「お気に入り」だ。
この2点は、彼女が即刻指摘した。
「私の”お気に入り”はどこに行ったの?!」
「”スタート”がなければ始まらない!」
正確に言うと”お気に入り”は無くなったのではない。隠れているのだ。
”スタート”は無くなった。概念自体が無くなった。しかし、始まらないのではない。ちゃんと、始まる。
これ、結構、違和感が強い。「Uuu・・・」という感じ。
詳細は、雑誌等で紹介されているので、そちらをどうぞ。
そう、もう2つ、無くなったものがある。
メールとDVD再生機能だ。これも、知らずに買うと驚くと思う。
メールについては、致命的、だ。何でこんなバカなことをしたのだろうか?
代替手段はある。Windows Essentialsをインストールすればよい。このソフトは本当にエッセンシャル(必須)だ。
だったら、何故始めからインストールしておかないのだろう?
マイクロソフトの考える事は理解できん・・・
結論。
Wndows8は、人に優しい新しい道具だ。手に取る価値はある。
しかし、失っているものもあるようだ。
私は、これは「プロダクトアウト」だと思う。