解散は間違いではない
どうでもいい政党、民主党の代表選挙に海江田、馬淵の両氏が立候補するようだ。どちらも、パッとしないけど、だからといって細野氏が良いと思っている訳でもない。
かつての社会党のように、これから何十年という永きにわたり、いやひょっとすれば永遠に(万年)野党の立場に甘んずることなる。
別にキラ星のような代表でなくとも差し支えないだろう。
これから数年間、注目の野党は「維新」だろう。
この政党が何処まで飛躍、活躍するかは未知数であるが、しばらくは国民の改革への期待の受皿になるであろうことは間違いなさそうだ。橋下さんは参議院選でもいいから立候補すればいいのにね。
維新の党は、経済団体や労働組合など、特定の支援団体、組織がないため、ニュートラルなイメージがある(政策は右だが)。俄然、国民の期待も高まる訳だ。
連合も、くだらない政治活動にうつつを抜かして暇があるのなら、組合員の生活改善に集中した方が良い。まあ、賃金交渉は産別が行うので、あの人達は他にやることが無いんだよね。あそこにも、暇な老人達がいる訳だ。
組合費がもったいない。
さて、総選挙の総括として、NODAの解散戦略が落選議員達からやり玉に上がっているようだ。
落選組からは、そりゃ、恨みツラミしか出てこないよね。
しかし、「あそこで解散すべきではなかった」との意見は的外れだろう。
「近いうちに解散」と言っていたのだから、唐突という訳でも無いし。
だいたい、ほっといても8月には任期満了だ。レームダックのまま、夏まで引っ張っても、第3極が有利になるだけで民主党が得るものは何もない。偶然、政権支持率が上がることもなかったと予想する。
それに現政権が、13年度予算案を組むというのは相当な違和感、抵抗感がある。自民党を始めとする野党は、予算編成は何が何でも阻止しようとしたのではないか?
年を越せば、NODAが死んで欲しいと思っていた憎き小沢一郎がまんまと政党交付金を受け取ることにもなる。
未来の党や維新の党に、政治資金が入ることは何としても避けたいところだ。
「近いうちに」と言った訳だから、「年内解散」と見ていた政治家は、結構いたはずだ。少なくとも小沢氏は、そう見ていた節がある。
今のような体たらくで、任期満了はどうみても無理がある。
であれば、どこかで年内解散だろう。
歴代の総理は、中曽根のような超安定政権でもない限り、皆解散に打って出ている。伝家の宝刀(サビだらけで使えないが)は抜くためにある。
NODAにだってそれくらいの権利はあるさ。
だから、解散もOK。
どのようなタイミングであれ、文句いう筋合いではない。それがプロでしょう。
問題は、いつ解散、総選挙であっても民主党は負けていた、ということ。
タイミングではない。
年末の忙しい時期に選挙をするべきではない、と言う人もいたが、大晦日でもないのに何が忙しいというのか?
別に12月だからといって、何も変わりはしない。忙しいと言えば自営業だけでしょ?12月半ばだと、それも無いような気がする。本当に忙しいのは期末だ。
それ、昭和時代の歳時記だよ。
バカな政治家達がその政治生命をかけ、そして今息絶えようとしている。
彼らが、最後に号砲を打ったことを私は非難はしない。
それは性であり罪ではない。
私が彼らを責めているのは、別の行動だ。