春なのに・・・
昨日あたりから、東京、横浜では一斉に桜が咲き出した。ポカポカした日が続いていたので、そりゃサクラ達も黙っていられないだろう。例年よりも、「XX日早い!」とかTVでは言っているが、別にそんなことはどうでも良い。
昨年は4月に入ってから雪が降らなかったっけ?
とにかく寒かった。
今年はいい。春は早い方が良い。
明日あたり、公園まで見に行ってくるとしよう。彼女も一緒に来るかね・・・
この時期になると「春なのに・・・」という唄を思い出す。
かなり前になるが、中島みゆきさんが作った唄をあるアイドル歌手が歌ってヒットした曲だ。
「春なのにお別れですか・・・。春なのに・・・」というフレーズがとても印象的で忘れられない。この頃、私にも”別れ”があった。
耳にこの唄が残っているのは、それが理由であろうか。
この間、WBCが終わった。サムライ達は健闘したと思う。
内川君を責める専門家、評論家もいる(多い?)が私は別にそうは思っていない。久しぶりに野球を夢中で見させてもらった。これで十分。
サッカーも良いが、野球もやっぱり面白い!
ペナントレースなんぞよりも、100倍面白かった。何より、サムライ達の必死のプレー、想いがよーーーく伝わってきた。私は拍手を送る。ナイスゲームばかりだった。
内川君を責める人は、その前に阿部の極度の不振を指摘すべきだと思う。
あの重盗のシーンを捉えて「たら・れば」を言っているが、それを言うなら、私はあの場面で阿部がタイムリーを打ったかどうかが疑問だ。
「たら・れば」であれば、結局、確率で予想するしかない訳だから、相当悲観的にならざるを得ないと思っている。
要するにjapanが負けたのは、ピッチャーが相手のチャンスで打たれ、自分たちにタイムリーヒットが無かっただけの話だ。今回のjapanが打撃好調だったとは、まさか誰も思っていないだろう。
これまでの野球の歴史を振り返っても、短期決戦の試合では投手力が絶大な主導権をもたらす事は明らかだろう。マー君がだらしない、と言う訳ではなく、完全に相手が勝っていたのだ。スチールでもしない限り、あれ以上のチャンス拡大は無かった、と思うのが妥当ではないか?
内川君が自分で反省するのはいい。でも、他人が責めるべきではない。だいたい、VTRを見ても、あの3盗はベースでタッチアウトになっている可能性大だと思う。
外野の人達が「阿部に任せれば・・」と言いたいのあれば、山本監督にビミョーなサインを出した理由を聞いてみれば?
残念な結果であったが、素晴らしい内容だった。
さて、WBCでは何故か、以前からテーマ曲に「Separete Ways」を使っている。CMに入る前に「Woo-」という部分だけが流されるので、とてもワイルドで、はしたなく聞こえる。
この編集は、Journeyに対して失礼というものだろう。まるで獣が吠えているような歌に聞こえる。
この歌は、Frontiersに入っている名曲だ。
Journeyは、このアルバムでアメリカンロックの最高峰に立ち、そのポジションを確固たるものとした。まさに金字塔だ。アホみたいな演出に使ってもらいたく無いものだ。全く・・・。
この歌は大好きだ。
当時、まだディスコ、と呼ばれるものが世の中にあったが、私はそこでこの歌をよく聞いて踊ったものだ。私達おっさんにとっては、とても思い出深いものなのだ。歌詞はよく分からないが、「2人はそれぞれの道を行く・・」というようなものだと思っている。
別れた道を承知しながらも歩むのであるが、「寂しい」「愛している」と叫んでいるのがこの歌だ。この歌もまた、別れの唄だ。
「Separete Ways」が日本でヒットしたのは、先に触れた「春なのに・・・」と同じ年だったと思う。そういう記憶がある。
「春なのに・・・」という唄で”別れ”を実感し、そのすぐ後「Separete Ways」を聞いて”自らの思う道を行くしかないんだなぁ〜”と決意したのが1983年の春。
今年の春は、そんな昔のことを思い出させた・・・