TDL30周年に想うこと・・・(その1)
TDLが開演して30周年を迎えたとのことで、パークでは記念イベントを実施中とか。TVで流れてくるパレードの映像を見ても、いつもと何が違うのか分からないが・・・
いや、あの場所は、30周年でなくても、いつも何かを祝っている楽しい場だ。野暮なことを考えることもないか。
初めてTDLに行ったのは、84年の2月頃だったと思う。
確か、土曜日。
今では信じられないくらい、スカスカに空いていた。アトラクションに並ぶことも少なかった。
当時の料金システムは、今とは違い、アトラクション毎にチケットを購入する方式で、確かA〜Eまで分類されていたと記憶している。
これを10枚綴り(BIG10と呼んでいた)にしたものを買うことが多かったが、いつもA、Bチケットが余っていた。皆、この余りもんの使い道に困っていた。
開園したころは、ビッグサンダーマウンテンも急流すべり(何て言ったっけ?スプラッシュ?)も無かった。スペースマウンテンはやはり一番人気で、その頃から並ばないと乗れなかった。
しかし、その頃から、いつも空いていたのが「カリブの海賊」。
今でもそうだと思うが、何時でも並ばずに乗れるアトラクション。
ジョニーディップが映画で有名にしてくれたストーリーであるが、何故かあの頃から今ひとつ盛り上がりに欠けていた。私は毎回乗っていたが。
It's a small world!は、誰もが感動したことと思うが、実はあれとほぼ同じものがずっと以前から宝塚ファミリーランドにあった。
最後に世界中の人形が私達に手を振ってお別れしてくれるところまで同じ、だ。
企画を非難している訳ではない。私も大好きなアトラクションだ。
「できれば、ずっと子供のままでいたかった・・・」と一瞬であるが思わせてくれる。(ずっと、子供はいやだ)
パレードの状況は、今も昔もそう変わらないと思う。
最近は、それに時間を合わせて、また、地べたに座ってまで見ることは無くなった。
しかし、そのスケールに今も昔も驚かされる。TDLを象徴するイベントだ。あれは本当に凄いと思う。
あそこは、確かに夢の国だ。
あのような設備投資型のビジネスモデルを軌道に乗せたオリエンタルランドの熱意と根性(?!)は素晴らしいと思う。
私は正直言って、あのテーマパークはつぶれるんじゃないか、と心配していた。当時は、あの巨大な敷地内に観客が誰もいないような状態だったから(当時、TDLは赤字だと噂されていた)。
彼らは、飽きられないように、ファンにまた来てもらえるように(リピーター)、不断の努力を続けてきた。
それが今の彼らの繁栄に、成功に繋がっていることは間違いない。サービススタイルとそのクオリティは30年前に既に完成していた。
私が感心していることがあと一つある。
パーク内で販売しているグッズの充実ぶりだ。
30年前は、実は園内のお店に大したお土産物は無かった。また、売っているものもオリジナルではなく、その多くはディズニーストアで買えた。
これはつまらなかった。
私は、TDLでしか買えないもの、一品ものを売れば良いのに・・・と思っていた。何故なら、その方がお土産として喜ばれるからだ。友人に自慢もできる。
今や、それは十分に実現されており、周知の事実、当たり前のこととなっている。大したものだ。
彼女なんて、ランドに行ってもアトラクションに殆ど乗らない。
ず〜っと買い物をしている。何しに行ってるんだか不明だ。
あるいは、何か、食べてる。そう、食事も相当改善された。
以前のランドの食事は極めてプアだった。
しかし、今でもUSJには負けていると思う。
というわけで、viva 30周年。
私もこの夢の国に感謝している者の一人だ。
これからも、夢を与え続けてほしい