つまり、鎌倉と三保の松原は日本人のもの
夕刻から、各ニュースは一斉に富士山の世界遺産認定を報じている。
実に喜ばしいことだ。
静岡県、山梨県に住む人でなくとも、全国の人達が心から嬉しく感じていることと思う。私もその一人。
「フジヤマ大好き!」
小さい頃、銭湯に行けば壁面の絵は100%「富士山」!だった(歳がばれる)
海辺の砂浜で遊ぶ時には、必ず富士山を作った(そして、ゴジラになって壊した)。
今住んでいる所からも、富士山は見えている・・・
山を描けと言われれば、普通、富士山を書くものだ。六甲山を書いたって、誰にも分からない。磐梯山なら分かるかも知れないけど・・・
よかった、よかった。
ところで、題名にも書いたが、鎌倉と三保の松原は除外されたとか。
「地元の落胆は大きい」とか、TVはまた煽っているけど。
別にいいんじゃないですか?
つまり、外人には分からんのですよ。あの良さが。
「フジヤマ」と「ゲイシャ」「スキヤキ」「サカモトキュウ」は分かっても、鎌倉、三保の松原は分からんのですよ。それでも別にいいじゃん。
つまり、あの感覚は私達日本人特有のものなんだよ。
逆に、私はこの国の自然が好きだという感覚が誇らしくなった。
だって、私達だけのものなんだよ。外国の方では、相当親日、あるいは永くこの地で私達と生活を共にしていないと分からない美の世界なんだよ。
別に、世界中の人達に認めてもらえなくてもいいと思う。
それよりも、日本人が日本人であるとの証明になるこの感覚を大切にしたい。
「鎌倉と三保の松原は日本人の美意識である」
これで、良いのではない?