某国は「戦争ごっこ」をしたがっている

　尖閣諸島の接続水域を潜水艦が航行してたとのこと。

　政府は、どこの国のものかについては言及していない。しかし、近隣諸国が皆、潜水艦を保有している訳ではない。

　ロシアは、恐ろしい戦略原潜（核兵器を搭載している）を多数保有しているが、その多くは北極海に配置されていると言われている。こんなところをウロチョロしているとは考え難い。

　また、潜水艦は、その存在を見つかってしまっては戦略兵器としての意味がない。

　隠れて敵国を核兵器で先制攻撃できるから「戦略原潜」と呼ぶのだ。

　P3C(対潜哨戒機)に、むざむざと見つかるようなマヌケな原潜など、世界中を探しても、ありはしない。あれは、プーチンさんの愛車ではないだろう。

　そう、その潜水艦はわざと見つかるように航行しているのだ。これ見よがしに・・・。その存在を示威するために。

　そうすると、自ずとどちら様の潜水艦か誰の持ち物か、子供でも分かるというもの。

　さらに言えば、あの海域は今、どこかとどこかの国が領有権を巡って、言い争いをしている場所であり、意味も無く当事者以外の国の潜水艦が入ってくるような場所ではない。

　そんなすっ恍けた国が万一存在するならば、世界一のKYだ。私が「KY世界一」認定証を発行して差し上げる。

　全くもって、常識のない国だ。信じられない・・・。

　一方、私達もこれを機に、よ〜く考えてみるべきだ。

　もし、接続水域にいる潜水艦が領海内に侵入してきたらどうする？

　もし、尖閣沖に浮上してそこに留まり続けたら？

　一隻だから、それも浮上している潜水艦だから平気？

　もし、相手が原潜だったら浮上しなくても、相当期間、潜行したままその場に留まれる。

　もし、相手が原潜で、核兵器を搭載していたらどうする？

　いや、まさか撃って来たりはしない。さすがに、それはない。

　しかし、核兵器搭載の原潜がそこに居座ったら、日本はその強大な攻撃兵器を排除できるだろうか？

　実力行使の構えを当国が示したら、その時こそ、核兵器以外のもの、瓶詰めのウンコを含め（日本大使館に打ち込まれた経験あり）、全ての弾丸を撃ってくるのではないか？

　私が護衛艦の指揮官だったら、例え浮上していようと完全武装している戦闘艦にノコノコとは近づいてはいけないと思う。

　遠〜い所から、

　「ここは日本国の領土です。即刻、出て行きなさ〜い」

　と叫ぶのが関の山。それ意外の何もできない。

　そして、もしこのようなことが起きたら、この状態は居座っている戦闘艦の保有国からすれば

　「実効支配」

　と言えるのではないか・・・？

　我が国の護衛艦は、恐らく近づけないと思う。

　その膠着状態は、延々と続くのだ。

　入ってこられる前に防がないと、後が無い。

　もう一つ忘れてはいけない。

　もし、その国が空母を持っていたらどうなる？

　尖閣諸島近海に空母と駆逐艦を配備し（領海内に入ってくる必要は無い）、潜水艦と連携を取りながら、当国の護衛艦と領土に向けて砲門を向けていたら。

　空母は、海上の移動基地だ。そんなもの、尖閣沖に並べられたら、そこに前線基地があるのと同じ状態になる。ますます、我々は近づけない。

（パターンその１）　万一そのようなことになったら、USAが仲介に入り、何とかしてくれるさ。

 （パターンその２）　武力衝突が起きて、お互い一定の死傷者を出して、いずれ軍を退く。そしてパターンその１へ移行する。

　恐らく某国は（パターンその２）でも構わないと思っている。

　人権に対する認識が著しく欠落している国だ。数百人ぐらい軍人が死んでも屁でもないだろう。

　軍人は死んでも２階級特進で極楽浄土へ快速電車で直行だ。

　皆、祖国の家族のために喜んで進軍するのではないか。

　自国の軍人が100人犠牲になるのであれば、相手にその10倍の犠牲を強いれば良い、と思っているかも知れない。

　そのような精神状態はまさに　”戦争”　と同じだ。

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　彼らは、自分達の力を試したがっているのかも知れない。

　できれば、70年前の仕返しもついでにやってしまおうと考えているのかも・・・

　「この日の為に、軍備を蓄えてきたのだ。積年の恨みをはらす、臥薪嘗胆のまさにその時が来たのだ。

　世界からは非難を受けるかも知れないが、その対応は後で考えれば良い。今が千載一遇のチャンスなのだ。

　今、口実が欲しい。手を出す為の。

　何、100年戦争をやろうと言うのではない。1年もやれば十分だ。

　「戦争ごっこ」をするだけだ・・・」

　相手にしたくない・・・