オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

VW UP! 快走〜

 早いもので、我家にVW UP!が来てから1年が経った。

 先日、ディーラーで1年点検を済ませてきた。今回は、点検日の設定から車の持ち込み、引き取りまで全て彼女が行った。

 私は、一切タッチしていない。

 このクルマ、殆ど彼女のモノになりつつある。1年間の走行距離は、およそ6600Km。恐らく、この中の半分強は彼女が運転したのではないだろうか。私は、主に中・長距離しか分担していない。

 最近では、買い物、映画、食事などに行く際は、彼女が運転して私が助手席に座っている事も多い。私に道を指示することが煩わしいそうで、自らハンドルを握っていらっしゃる。

 何度も言っているが、このクルマの最大の利点は、「小さいので取り回しがしやすい」ということに尽きる。

 先日、鎌倉(江ノ島)の花火大会に行ってきた。

 久しぶりに江ノ島まで車を走らせたのであるが、駐車場を探して回ったり、狭いエリアに車を留める際にも大層助かった。

 万一、道を間違えた際に、狭いところでの転回もUP!なら楽々だ。

 全くもって高級感、ゴージャスさは無いが、日常の足として大変使い易い。割り切っているだけのメリットは実感出来ている。

 ただし、これは私が面倒くさがりだから、という理由もある。

 巨大な車で、狭い道を走ること、狭い駐車場を占領することを厭わない人は世の中に沢山いる。

 

 先日、近所の小さな中華料理店に彼女と食事に行った際、小さな駐車エリア(2台分しかなかった)の片っ方にスカイラインを目一杯留めてくれたジジイがいた。私の車との距離は30cmくらい。

 ここまで、寄せられるのだから大した技術だ。さすが、団塊のジジイは「何か」持っている。

 彼女が「これじゃぁ、車も私も出られない!」と言うので、ジジイに「私の車を右に幅寄せするので一旦下がってくれ。これじゃぁ、出入りができない」と文句を言った。

 ジジイは「・・・」

 人が声をかけても返事もしない。無神経で無礼なヤツだった。

 スカイラインの隣にUP!が止まっている光景は、その大小の対比がとてもシュールだった。

 ともかく、でっかい車に乗るのは人の勝手であるが、駐車場のエリア面積はそれぞれ決まっているのだから、周りの事を鑑みて駐車して欲しい。自分さえ、良ければいいというものではないだろう。

 ベンツやクラウンが代表例であるが、巨大な車のオーナーが無神経な振る舞いをするシーンを見かける事がしばしばある。気をつけてもらいたい。地球は、あんたらを中心に回っている訳ではない。

 

 さて、UP!の1年点検のメニューは以下の通り。

・フォルトメモリー点検

・エンジン/AT基本調整一式

・エンジンオイル/ドライブベルト/ツーストベルト点検

・スパークプラグ点検、清掃

・エアーエレメント点検、清掃

・エアコンフィルター汚れ清掃

クーラントシステム点検

・ドライブシャフト点検、締付け

・ブレーキフルード点検

・ブレーキ総合点検、ハンドブレーキ点検

・ブレーキ廻り清掃、前後ブレーキ測定

・ブレーキパッド残 フロントxx リアシューxx

・タイヤローテーション/エア調整

・タイヤ溝残 フロントxx リアxx

・ワイパーブレード拭き取り点検(前後)

・ウィンドウォッシャ液補充(無償)

・バッテリー点検、ターミナル締付け

・オルタネーター点検

・ドアーヒンジの給油

・サービスインターバルリセット

 以上。

 

 点検時間は、2時間程度との事。特に問題はなかったようだ。

 ちょっと不思議なのは、「ドライブシャフト点検、締付け」

 UP!は、FF(前輪駆動)なので、ドライブシャフトは存在しない。

 一体、どこのシャフトを締め付けたのだろうか?

 「スパークプラグ点検、清掃」とあるが、本当にプラグを抜いてまで点検してくれたのだろうか・・・。

 最近、ワイパーが「ギシギシ」言うようになったのだが、機能に問題はない。ディーラーも「気になるようだったら交換して下さい」と言うだけで、無理して交換までは勧められなかった。エンジンオイルもそのままで良いようだ。ブレーキパッドも然り。

 日産やマツダの場合は、有無を言わさず交換して後ほど費用請求されたが、VWはそのような対応ではない。

 トヨタの場合は「交換しますか」とわざわざ電話で確認してきていた。ディーラーにより、この辺りの対応はさまざまだ。

 

 この1年間で同じ車を見かけたのは6回。多くは赤のUP!だった。ほどほど売れているらしいが、「珍しい」「あまり見かけないクルマ」というこのクルマの位置付けはこの1年間、変化はない。

 それでいい、と思っている。

 

 UP!は、今日も元気に彼女と走っている。