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オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

芦田愛菜ちゃんは映画館で

 芦田愛菜ちゃんのドラマが話題になっている。

 私は見ていない。彼女は見ている。

 彼女に「どんなもん?」って聞いてみたら、「う〜ん」と言っていた。

 私は、つまりそんなもんなのだろう、と思い今週も見なかった。たぶん、これからも見ない。

 この手のドラマに興味は無い。だから見ない。

 ドラマのストーリーに関連する施設の方々からクレームが入っているそうであるが、日本TVは謝罪も打ち切りもの無いとのこと。

 そりゃ、そうだろう。

 これで止めてしまったら、「男の子」じゃない、「表現の自由だ」と言いたいのだろう。男も女も無いが。

 見てもいないので、どちらのサイドが正しい見識をもっているのかは分からない。知らない。

 でも、これだけは言える。

 今のTV放送は、無料で見られるシステムだ。

 電源さえ入れておけば、いかなる内容のドラマであろうが、垂れ流しで、年齢や境遇に関わらず誰でも見る事が出来る。如何なる内容であろうがダダ流しだ。

 そこは、考慮すべきだと思う。

 

 「いやなら見るな」は私のような者に言える事。

 例え辛い立場に生きる人達がいたとしても、そこにも否が応でもドラマは流れて来る。

 いつ、何処で、誰が、どのようなシチュエーションで視聴するか分からないのだ。 

 制作者側は何を作っても良い訳ではないだろう。

 一定の「倫理観」が要求される。それが今問われているのだと思う。

 だ・か・ら、日本TVは「このままやる」と言っている。そのような難しい倫理観は持ち合わせていない、と言っている。

 まあ、好きにすれば良い。

 言論・表現の自由はこの国では認められている。彼らを止める事はできない。

 ずっと前、あるアイドル歌手が白血病を患う少女の役をTVドラマでやっていた。その番組には、「白血病と知らず闘病している娘がこのドラマを見ていて辛いので中止して欲しい」と母親からクレームがあったそうだ。

 一方で、このドラマの中で、この白血病の少女がいずれ命を落とす事は見ている誰にも理解出来た。すると、「あまりに可哀想なので死なせないで欲しい」との意見が多数寄せられたそうだ。

 結果、このドラマは予定より2話多くストーリーが作られた。

 彼女は、視聴者のおかげで2週間延命した事になる。

 こういう事を「やってられません」と制作者側は言いたいのであろう。

 しかし、「〜という趣旨で制作しているので、どうか最後まで見て欲しい」という言い方はないだろう。

 最後まで見て、救いがなければどうするんだ、と言うことだ。

 施設側は、何も考えず、つまらんものを延々と作り続け、垂れ流されることを心配している訳であって、日本TVの言い分は、木で鼻をくくった回答と言われても仕方が無い。

 制作サイドも、もう少し相手側の意を斟酌すべきだろう。

 この問題(?)がどうなるかに、興味は無いが提案を2つ。

 解決策ではないが、今後を今よりマシにするための提言。

 

 その1。

 TV局、新聞社等、所謂マスメディアの裏側を赤裸裸に描いた、下品極まりないドラマを制作し垂れ流してみる。

 内容は、いい加減で良い。

 想像の範疇で「これくらいやっているだろう」という無責任極まりない発想で刺激的な内容の脚本・ストーリーを作り、ドラマ化するのだ。

 監督は、日本のTV局など関係部門としがらみの無いマイケル・ムーアさんが良い。

 こんなものに、一般企業のスポンサーはつかないだろうから、寄付を募りボランタリーベースでやろう。

 そして、そんなドラマ、どれだけ嘘であろうが核心をつく問題作であろうが、どこのTVも放映する訳が無いので、You-Tubeで垂れ流せばいいと思う。

 私が言いたいのは、彼ら(制作者側)は同じ事をやられないと、真摯に問題には取り組まないという事。あの人達、バカだから・・・

 

 その2。

 無料放映番組を作るにあたってのガイドラインを作る。ある程度、抑制気味のルールにしておいた方が良い。

 その概念を超える番組を作りたければ、映画製作に委ねる。

 映画は、見たい人だけがお金を払って見に行くものだ。それこそ、どんだけ高邁な倫理観でつくられようが、どんだけお下劣だろうが、選択肢があるのだから構わない。

 私が、気にしているのは「垂れ流し」のことだ。

 関係者は、自分達が時に醜悪な毒を世間に撒き散らしている事に気が付くべきであるが、今回の一件を見ても、やはり彼らの自助努力に委ねる/任せる事は無理なようなので、ここは規制するしか無い。

 別にTVドラマに、人殺しやネグレクト、ハラスメントの要素が無くなったとしても誰も困らないだろう。

 そういうのを見たい人は映画館、あるいはTUTAYAに行けば良い。

 そこで、「セブン」や「ハンニバル」「羊たちの沈黙」を見れば良い。

 私の提案は、コンテンツ内容による提供方式の分離だ。

 これは、USAが見本になる。

 あちらさんは、Hな番組はケーブルTVか映画館だ(有料でセレクトされる方式)。

 また、TVどころか映画であっても、幼気な子供が惨殺されるようなシーンは絶対に出てこない。

 イラクで民間人を何人殺しても平気な国であるが、本土では番組制作に当たって、不思議な事に良識で一杯なのだ。

 見習おう。

 間違っても「問題提起」という名目の元に、下劣極まりない下衆番組など作ってはならない。

 例の番組の視聴率は、2回目以降、飛躍的に伸びている訳ではないようだ。

 みんな、意外と良識がある。