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オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

カービングの女王へ

 週末が慌ただしかったせいで、オリンピックをじっくりと鑑賞出来ていない。しかし、モーグルはたまたま見ていた。

 上村愛子さんの滑りは素晴らしかった。

 その後、素人目には分かり辛かった判定についても、専門家が種々解説してくれたおかげで、納得はしていないが、顛末の理由は理解はできた。

 彼女には、率直に賛辞を贈りたい。

 本当に、速く、ダイナミックで最高の滑りだったと思う。

 カービングはトレンドでは無い、とか言われているが、スキー競技の大原則が「速いこと」であることを考えると、彼女の滑りがフリースタイルにおいて「最速・最高」であったことは事実であり、メダルの有無にかかわらず、第一人者としての称号を与えられるに相応しいと思う。

 スキーをやるものにとって、彼女の技術は「あこがれ」だ。

 

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 「苗場スキー場」の名前を知らない人は、恐らくいないと思う。

 ユーミンが毎年、コンサートを行う事でも有名であるが、ここのゲレンデはスキーをやるものにとっては、とても「本格的」だ。

 訪れる人の数も半端ではないが、スキー場自身のキャパシティが高いため、アホみたいな渋滞は発生しない。

 このスキー場のリフト能力は恐らく日本一であろう。

 

 苗場の頂上へは、ゴンドラで行く。

 最高到達点1800m。標高差900m。滑走距離4000mの超本格派だ。

 ここの頂上から、山頂ゲレンデ、大斜面に至るコースの傾斜が凄い!

 余りの急斜面のため、お昼前には大斜面辺りはいつももの凄い「コブ」になっている(元々はコブ斜面ではないらしい)。

 そして、傾斜は30°近くある。

 つまり、身近で例えると、苗場の山頂ゲレンデから大斜面あたりのコースが、モーグルのコースに極めて近いレイアウトであると言うこと。

 行った人なら分かると思うが、「斜面30°」は半端ではない。

 目の前にすると、「落ちる」感覚だ。

 「滑る」ではない。「落ちる」だ。

 里谷さんや上村さんが、如何に凄い技術をもってあのようなパフォーマンスを出しているかを実感できる。

 彼女らは、全くもって「凄い」。素晴らしい。

 

 また、私は、モノスキー派ではないが、オリンピックにおけるボーダー・アスリートの彼ら/彼女らの演技も本当に素晴らしい。ボーダー達の健闘を素直に讃えたいと思う。

 スキー/スノーボーダー人口は、近年顕著な増加傾向にはないらしいが、このスポーツの素晴らしさをオリンピックを機に多くの人に理解頂きたいと思っている。

 そして、八方尾根、苗場、蔵王ニセコについては、これからこのスポーツを始める全ての人達にお勧めしたい。

 行ってみる価値は間違いなくある。