やさしい死神とドM美女
以前も書いたが、金曜日23時過ぎのTV朝日のドラマをたまに見る事がある。
実は、4月から始まった「死神くん」は気に入って見ている。このカテゴリでは「都市伝説の女」以来だ。
この方、そもそもはモデルらしいが、最近よくTVドラマでお見かけする。大変、チャームで美しい。
嵐の大野君が演ずるやさしい死神413号を監視する役割だ。
彼女は毎回、413号を罵倒している。相当酷い言葉で。
これが、また良い・・・。やはり、美女には、Sが似つかわしい。
私も罵倒されてみたい。
彼女の(偏向した)魅力が盛り込まれたドラマであり、それだけでもある程度は「見られる」ものだ。しかし、本編の話も結構良い。
ゲスト俳優/女優は、ストーリーとして死ぬ事が既に決まっている。
そして、ドラマは、彼ら、彼女らが最期の間際に「何を望むのか」を描いている。
新人のため、人間の事がまだ良く理解出来ていない、やさしい死神413号は、何とかそれを叶えてあげようと努力している。
「最後の望み」を通じて、「生きる」ことの意味を考えさせる極めて真っ当なドラマだと思う。時代が昭和であれば、これは「社会派ドラマ」に分類されても良い内容だ。
今は、そのようなカテゴリは消滅したし、俳優がアイドルとモデルなので、そこまでの賞賛は得られないかも知れないが・・・。
朴訥とした413号の役柄に大野君はジャストフィットしている。私は、いい歳をこきながらも、ウルッとしながら見ている。
以前、シュールな「さとえり」(相棒への出演)への賛辞を書いた私であるが、ドSとなると女優によっては相性があると思っている。
美人であれば、誰でも「似合う」とは言い難い。この辺りの趣味は相当個人差があるとは思うが。
今、大活躍中の中谷美紀さんがSをやるとシャレにならないと思う。
松嶋菜々子さんも、同様。見てみたい(されてみたい)が・・・
その点、桐谷美玲さんはイイ。
あの鼻にかかったキュートな声がドSとアンバランスしていて、変な安心感がある。
週末に注目・・・
思いっきり個人的な嗜好だけれど・・・