オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

さらにさらに劣化していく彼ら

 少し前に、TV番組の画面がテロップやピクチャーが多く酷過ぎる、という話を書いたが、先日の日本TV金曜ロードSHOW「シャーロックホームズ」で、やはり行き過ぎたテロップ演出があったとのことで、ネットで話題になっている。

http://matome.naver.jp/odai/2141596868292945901

http://jin115.com/archives/52053333.html

 

 制作側がどのような意図でこのようなことをやったのか不明であるが、全くもって、アホとちゃうかと思う。

 どのような意図、企画、深慮であろうと、視聴者からこのような非難を受けてしまったのだから、制作者側の思惑は完全に外れたと言える。

 この番組、実は私も楽しみにしていて録画した(リアルはサッカーを見ていた)のであるが、この騒ぎを聞いて見る気が無くなった。本当であれば、実にアホらしい演出?だ。

 作品を一体何だと思っているのであろうか?映画製作担当者を愚弄するにも程がある。

 前々からTV制作者側の無神経、軽薄、無思慮に苛立を感じていたが、今回の一件で、彼らが如何に低劣、低俗であり、映像を扱う資格が無いかということが証明された。

 彼らは、自分の制作した映像作品に落書きをされた場合、相手がどれほど憤慨するか、気持ちを察する事が出来ないのであろうか。

 映画作品自体に、余計なテロップを入れてしまう程、彼らの感性が劣化してしまっているのであるから、アーティスト側は、今後彼らに作品の取り扱いを委ねる際は、どのような恥辱的取り扱いを受けても文句を言わない覚悟をもっていなくてはならない。

 全く、恐ろしい世の中になったものだ。

 

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 その後も私は、J:COM(Smartと言い難いサービス)を楽しんでいる。

ランボーシリーズ3作品

刑事コロンボ全作品

・時空要塞マクロス「愛・覚えていますか」

COWBOY BEBOP

・ハイキュー!!

コードギアス

ロミオの青い空

銀魂

 

 これらは、私が以前からビデオレンタルで視聴しようと思っていた作品であるが、実はこれらは今(現在)、ケーブルTVで放映している。

 中には、デジタルリマスター版になっているものもある。

 「刑事コロンボ」は、既にブルーレイを購入済みであり、「COWBOY BEBOP」は今後購入を考えていたものだ。

 つまり、今回の放映で「COWBOY BEBOP」は購入、あるいはレンタルの必要がなくなった訳だ。

 ケーブルTVは、CMも少ないし、変な焦らし演出は無いのでご機嫌である。

 

 地上波はいくら「タダ」だからとは言え、必要以上に劣悪な画像と反吐が出るような演出の塊だ。

 どの放送局を見ても下らないバラエティばかり。

 ドラマは、ほぼ全てがつまらない。

 一方、ケーブルTVは再放送と言えども、魅力的な作品が気分良く高画質で視聴出来る。費用も決してバカ高い訳では無い。

 こちらは、何の演出も無く、ただ流しているだけ。

 しかし、私にはこちらの方が圧倒的に面白い。

 地上波TV局は、この現状を見て何とも思わないのであろうか。

 危機意識は無いのであろうか?

 

 私に言わせれば、先の「テロップ事件」を踏まえると、地上波TVに未来はない。

 コンテンツ以前に、制作者側の人間性が腐ってしまっている。

 彼らは、「作品」を作る能力を既に失ってしまっている。

 今回の一件は、自分たちの感性が劣化したが故に、未来が存在しない必然を自らの手で証明して見せたことになる。

 「TV離れ」ではない。

 「自己崩壊」「自死」に等しい。

 ・・・なので、同情は不要だ。