Apple Watchが誘惑している
Apple Watchが、いよいよ4月24日に発売されるそうだ。
噂は、随分前からあった。そして、事実、現実はおおよそ、噂の通りであった。
さすがに、コアなファンが多いAppleだけあって、噂のレベルまで精確だった。
それにしても、多くの人が驚いたと思うが、シリーズの最高価格は218万円(38mm 18Kローズゴールドケースとローズグレイモダンバックル)とのこと。
「・・・」である。
これを買う人は、一体どのような人なのだろうか。
もちろん、お金持ちであることは分かるが、どのような種類のお金持ちがこれを購入するのであろうか。
ハリウッドセレブリティ?
歌手・ミュージシャン?
デザイナー?
医者・弁護士?
会社経営者?
少なくとも、ビルゲイツは絶対買わないと思う・・・。根拠はないが、そんな気がする。
この時計は、陳腐化を免れないハイテク嗜好品だ。何%ゴールドが塗り込まれていようが、これ自体は貴金属ではない。ウェアラブルコンピュータであり、アクセサリ。
だから、数年経過すれば、商品の市場価値はやはり低下するのではないだろうか。とても、一生ものとは思えない。そのような位置付けのアクセサリに、セレブ達は200万円も出すだろうか?
18金のApple Watchを羽織って街中にいれば、目立つことは間違いないが、果たしてそれが優雅に、エレガントに格好良く栄えるであろうか・・・
私には関係ないことであるが、買う人のことがとても気になる。
以前も書いたが、私は「時計好き」だ。
だから、Apple Watchは欲しい。絶対欲しい。
そして買うなら、ステンレスベルトが良い。
価格は、6万6800円〜8万3800円。
う〜ん。
・・・ちょっと、高い、高過ぎる。
スポーツベルトなら、4万2800円〜4万8800円とのこと。
でも、これなら、いらない・・・。
やっぱり、ベルトは金属製がいい。絶対に良いい。
恐らく8万円の出費であれば、もう少し足して、Apple Watchではなく、CITIZENを買う(SEIKOはすでに持っているので)。
話は戻って、Apple Watch EDITIONに200万円出すくらいなら、ROLEXを買う。GRAND SEIKOは趣味ではない。有り金叩いてでも時計を買うのであれば、ROLEXかLONGINESがいい。
だから、私には分からないのだ。
どのような人がApple Watch EDITIONを購入するのかが・・・
現段階では、その方の価値観、嗜好が想像出来ない。
実物はまだ見ていない。
実物を手に取れば、ひょっとして気持ちが変わるかも知れない。
時計は実際に手に取ってはめてみないと、その良さは分からない。実物のモノが良ければ、一瞬で心変わりするかも知れない。
でも、Apple Watch EDITIONには、やはり手は届かない。
何より、バッテリーが1日しか持たない腕時計に、200万円も出せない。
自動巻のROLEXの方が遥かに価値がある。
ところで、SONYが先日発売したWalkman NW-ZX2は、超高性能(ハイレゾ対応)とのことであるが、価格は13万円もするとのこと。
この間、近所の電気屋で実物を見てきた。視聴もしてみた。
やはり、これも先ほどと同様に、どのような方がこれを所望するのかさっぱり理解出来なかった。
音は確かに良い。
本体の材質も高級だ。
良いモノであることは間違いない。
しかし、10万円もするMP3プレーヤーをポケットに入れて持ち歩き、一体何処でこれを聴こうと言うのだろうか。
電車の中?
電車の中は、音質の良い音楽を聴く環境としては最悪だと思う。新幹線のグリーン車なら話は別であるが。
良い音で音楽を楽しむのであれば、やはり室内が勝っている。
どのような高級ヘッドホンを頭部に搭載しようが、音響室には絶対に勝てない。
そんなこと誰にでも分かりきったことであるが、それを振り切ってまで、野外でハイレゾ音楽を人は聴きたいものであろうか?
何か、矛盾していると思うのは私だけ?
SONYの狙いも分からんでも無いが、何人がそれに同調するだろうか。
注目はしている。
そして、Apple Watch
着替えられるお洒落な ”腕時計” に興味はある。ギンギンにある。欲しいと思っている。いや、絶対に欲しい。
だから、Appleは、私にもう少し勇気を与えてほしい。
もう一押しの付加価値と購入理由が欲しい。