「新国立競技場」に関する提案
新国立競技場の2520億円にものぼる高額建設費が話題になっている。
キール1本500億円との触れ込みは、余りに安直過ぎる例えなのであろうが、この施設の建設費がスカイツリー4本分という桁外れの値段であることは間違いない。
何でこんなことになったかは、詳しくは伝えられていないが、関係者の見込み違いと元総理のいつもながらの非常識な判断、皆自分が払う訳でもないという金銭感覚、究極的な無責任体質がこの1件を生み出したことだけは分かる。
私達は、この国は、残念ながら未だにアホなままだ。
東京オリンピックの象徴として重要な位置付けにあることは理解出来るが、それにしても常識はずれのコストだ。
そこまでして、当初プランに固執する必要はないだろう、というのが大方の国民の本音ではないだろうか。
私もそう思う一人。
この際、代々木にド派手な競技場を作ることは諦めてはどうか。
その代替施設としては、埼玉スタジアムを勧める。
あの立派なスタジアムであれば、開会式や陸上競技も十分に可能だ。屋根だって、相当部分カバーされている。
「東京じゃ、ねーじゃん」と言われそうだが、恐らく大丈夫。
一時的に「美園」の地名を「新東京」あるいは「新代々木」「第2信濃町」あたりに変更してしまえば良い。
外国人に「トーキョー」の正確な定義など分からない。
「東京ディズニーランド」が成立している国なのだ。
「窃盗」を「万引き」と言ったり、「売春」を「援助交際」、「偽装」を「演出」と言ったりするお国柄なのだ。
埼玉の南端を一時的に「東京」と言っても許されるのではないか?
この施策は、「さいたま」の方々のプライドも考えて、2019年末からオリンピック終了までの一時的なものとする。
所定の目的が達成されれば、もとの状態に戻す。
「さいたま」はやはり「さいたま」。「美園」はやっぱり「美園」。
これで、何とか、「さいたま」の方々の協力を頂けないものだろうか。
日本全国の方々から感謝され、その偉業は永久にこの国のスポーツ史に刻まれる。歴史に残る美談になると推測する。
「さいたま」県民におかれては、地元で開会式・閉会式が行われるメッリトを鑑みて、何とか協力頂けないものだろうか・・・
自分では、結構、現実的なアイデアだと思っている。
「さいたま」がダメなら、「小机」の日産スタジアムでやっちゃうよ…