J:com Stupid …
J:com Smartがスマートではないことは以前も書いた。
このシステム、使っていく間に色々と不具合を起こす。
特に、チューナーが勝手にリブートする、ルーターがダンマリを起こす、リモコンの反応が悪くなり操作性が著しく低下する等の迷惑は、誰もが経験しているのではないだろうか。
このシステムは今でもバージョンアップが頻繁に行われてが、その理由は性能向上/機能追加もさることながら、相次ぐ不具合/バグ対策に追われていることも事実だろう。
さて、発展途上のシステム(サービス)であることに文句を言っても仕方がないので、対策をいくつか紹介しておく。内容はとても単純なことだ。
まず、「チューナーが勝手にリブートする」はどうしようもない。プロバイダからの不具合対策を待つしかないが、ひょっとしたらこの現象は永久的に改善されない可能性がある。
そもそものプログラムの出来が悪いことが原因。
ファームウェアの暴走が主たる原因であろうが、このような根本的な品質問題は後付けの対策では改善できないことがある。
情けないことであるが、パッチを当て続けるよりも設計・開発手法・製造委託先を変えて最初から作り直すことが最良の対策であることは、ままある。
これは諦めよう。
次にルーターのダンマリ。
これは一般的には(殆どのはず)、ルーターの電源を抜いて、ゆっくりと10を数えたあとコンセントにもう1回差し込めば回復するはず。
IT機器の取り扱いとしては乱暴に感じるかもしれないが遠慮はいらない。せいぜい、この程度の製品なのだ。この程度のモノには、もっとも確実で相応しい対応法だ。
しかし、ルーターがCISCO製の場合、これでは回復しないケースがたまにある(まれかもしれない)。
この場合は、ルーターの背中に恐らくリセット/リブート用のボタンか、小さなピンで押す穴があるので、これを押す。
この操作は、正しくはリセットではなく「初期化」だ。取扱説明書には「工場出荷時の設定に戻す」と説明されている。
この操作はCISCO製品の特徴でもあるが、処理内容はフラッシュメモリの内容をクリアしてROMから初期状態のシステム情報を読み出しオーバーライトするというものだ。
フラッシュメモリ上のシステム領域のデータは電源を落としてもクリアはされない。手動で強制的に消去する必要がある。
何でそんな現象に陥るかは色々な理由が考えられるが、それを考え対策するのは専門家の領域なので私たち一般ピープルは黙って、とにかくリセットを「押す」。
理由・理屈はいらない。
最後にシステムが重たくなりリモコンボタンすら受け付けなくなる現象。
我が家のJ:comはこの数週間この状態でぐずっていた。
対策は見つけてしまえば簡単。
チューナーを「リブートする」
何だか、リブートの話ばかりであるが、要するにこのサービスは「使えない技術」でできているのだ。だから仕方がない。リブートすべし。遠慮はいらない。バシバシやるべし。
こんな操作(リブート)ごときで、チューナーやルーターがイカレるようであれば遠慮なく交換してもらおう。
修理よりも交換の方が早い。
上記操作により、昨夜から我が家のJ:com Smartは復活した。
上記の現象、リモコンがいかれていてる場合もあるようだ。
リブートしてもダメなら、リモコンの電池を出し入れしてみる。これは、パワーオン・リセットと同じ操作になる。
リモコン・ボタンを押しても、電源ボタンのインジケーター(赤)が点灯していない場合は、リモコンがハングアップしている可能性がある。
このリモコン、電池も著しく消耗するし、一晩放置しているだけで動作しなく時ことが度々ある。
やれやれ、何とも…
J:com Stupid である。