オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

Bye BOOKOFF

 ブックオフが赤字との記事を見た。

 

www.fukeiki.com

 

 以前も書いたが私は中古本を探すのが好きで、ブックオフも以前は掘りだものを探しによく顔を出していた。

 しかし、最近は「なんだかなぁ」と感じることがしばしばだ。

 

1.陳列されている本の入れ替わりが少ない。どう見ても売れない本が結構な値段でいつまでも本棚の同じ場所にある。見ていてつまらない。

2.同じ本が別々の値段で売られていることが珍しくない(定価1800円の本が異なる場所の陳列棚で800円と108円で売られている)。値段付けがいい加減。

3.手にとって中を開いて見たら、赤線だらけでとても見るに堪えない汚い本。どう考えても、売り物とは言えないシロモノに当たってしまう。

4.10年以上前の大型本が数千円で売られている。中身は全く理解できない写真集。こんなもん誰が買うの?(人の勝手だ)

5.相変わらず ”せどり” がたむろしていて、ピコピコとうっとおしい。本屋では本を見ろ。

6.綺麗に整理されているのは漫画。しかし、立ち読み野郎が密集しており近づく気持ちにならない。

7.異臭を放つ人がウロウロしている。

 

 と、不満を並べて見たが、どうでもいいと言えばどうでもいいし「安いから文句言うな」言われてしまえば、確かにその通りだ。

 だから、置いてある本が気に食わなければ、行かなければいい話であり、ゆえに行かない人が増えてしまい、結果、ブックオフは先の記事のように赤字経営なのではないだろうか。

 しかし、市場の変化は理解できるにしても、上に書いた2と3については、本来、商品を丁重に扱っていれば本屋としてはあり得ないこと。

 バイト中心のスタッフ構成が原因(荒い仕事ぶり)なのか、従来からその程度の品質であったのか、何れにせよ本業の品質が低下している証左であり、経営者は由々しき事態と考えるべきではないだろうか。

 私は、気に入って買った本に赤ペンを入れること自体が理解できないし、ましてや薄汚くなってしまった本を他人に読ませようとは夢にも考えない(線を入れた意図を他人が察すること自体が嫌)。

 さらには、そんなお下劣な本を買い取り、また売りつける業者がいることが信じられない。腐った魚を売っている魚屋みたいなもの。

 やはりブックオフのビジネスモデルは終焉を迎えているのではないだろうか。

 ヤフオクやメルカリの台頭は止めを刺すかもしれない。

 このまま手を打たねば、淘汰されることもまもなく…。

 Bye Bye.

 ”せどり” とともに消えてくれ。

 私は寂しくない。