オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

Windows8 PC 結局、買ったのは・・・

 先日も書いたが、居間のPCがWinXPのため、そろそろ買い替えなくてはならない時だった。メールを使っていても、何やらおかしな動きをするし、時々電源が入らなくなる。

 このPCは、12〜13年前に自作したものだ。

 当時、最新CPUであったPen4intelマザーボードの組み合わせでパーツを揃えた。

 メモリは”RD-RAM”だ。

 これは、当時、大変注目されたRAMであったが、このメモリの普及はとうとう来なかった。設計上は優れものであったが、如何にも高価だった。

 今の主流は、DDRだ。いいものが必ずしもデファクトを取るとは限らないこれも一例。

 初めて自作したPCであったが、十分に所期の目的は果たしてくれた。部品はまだ使えるものが多いので、今後はunixマシンとして、余生を過ごさせようと想う。

 Linuxではなくて、FreeBSDにしようと思っている。PC-9800を使っていたこともあり、私はLinuxではなく、”BSD派”だ。

 

 さて、近所のパソコンショップに行ってみたが、VAIO DUOもDynabook 822もまだ展示していない。

 Win7Win8マシンが並列して売られている。値段はWin7の方がやはり安い。

 店員さんにどちらがお勧めなのか聞いてみると、

Win7モデルは割安ですが、在庫限りです。今のうちです」

「インターネットとメールの利用が主で、画像処理やExcelで仕事を行ったりしないのであれば、Win7で十分でしょうね」と言っていた。

 LenovoacerWin7モデルは、Win8のそれよりも、1〜1.5万円程度安価に見える。Win7モデルはcore-i5のivy-bridgeを搭載している。HDDはみんな500MB、SSDはなし。値段は4.5〜5.5万円程度。FujitsuNECなどの国産品は同スペックで9万円程度か。

 ブルーレイ搭載で、core-i7モデルになると、15万円程度にまでなりそうだ。

 タブレット型にこだわらないのであれば、これらの海外製ノートブックで十分だ。一般にこれら海外製のデメリットは、サポートの悪さ/プアさが指摘されているが、私はこれまで一度もサポートを使ったことがない。国内・国外問わずだ。幸いというか、たまたまなのか。自分で全て解決してきた。

 と、考えると値段の安さもあって、がぜん海外製PCに目がいく。

 居間における彼女のPCの使い方を考えると、スペックは自ずと決まってくる。

 私は、年賀状の印刷や彼女からの依頼業務(忘年会の案内やイベントチラシ)くらいしか、居間のPCを使わない。いつも使うのは、自分の部屋にあるMacだ。

 

 結果、acerWindows8モデルを購入した。買った値段は、64800円。acerのaspire V5-571Pだ。

 

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 タブレット型PCは、もう少し様子見をして、面白そうであれば、Macの後継機として購入することにした。

 それまでは、居間のマシンはこれで十分。

 彼女のPC利用の多くは、ネットでの買い物、長谷部君のブログチェックだ。

 DVDやブルーレイの視聴は、居間のビデオレコーダで間に合っており、わざわざPCを使う事はない。

 ゲームは、ニンテンドーDSで良いらしいので、PCをそれに使う事も無い。そもそも、彼女が常時手にしているのはスマホだ。このマシンで文句は出まい。

 

 使ってみたが、性能的には何の問題もない。これで十分。

 何と言っても、このマシンは、Win8がマルチタッチで操作できる。タブレットに変身しないだけだ。どうせ、Win8を買うなら、タッチ操作がしっかりとできるものの方が楽しめる。

 

 ボディサイズは15.5インチと大きいが、もともと持ち運びはしないので不便は無い。据え置きを前提に購入している。

 フルHDではないが、画面は十分な見栄えだ。彼女は、Macの画面を見て「キレ〜イ!」と言っていたので、これ位の解像度がベターだと思う。長谷部君の写真がしっかりと見る事ができて満足するだろう。

彼女「これ、どこのPC?見たことないね」

私「acerだよ。海外製。スマホみたいに使えるよ」

彼女「私はマウスがいい。スマホはうまくタッチできない。思い通りに動かせない」

私「Windows8のウリは、このタッチ操作なのに」

彼女「人によってはスマホのタッチって、反応が鈍いからって評判悪いよ」

私「そうなんだ・・・。でもマウスもタッチもどっちでもいいから好きに使って」

彼女「エッサー、ホイサー」

私「acerだよ・・・」

 

 随分と割り切った買い方であるが、恐らくPCは5〜10年が耐用年数だ。6万円で買えるものに、グダグダ言っても仕方ない。メモリも自分で増設しようかな、と考えたが彼女から「遅い!」というクレームが来るまでは、今のまま(4GB)にしておく。

 

 時代は変わった。

 一部の会社では、情報漏洩リスクから、自宅で仕事をすることは厳禁である。

 在宅勤務を行うのであれば、シンクライアント対応PCを用いるなど、セキュリティ対策を徹底的に行った上でなければならない。

 もはや、自宅のPCにフルスペックを求める理由もないのだ。

 この買い方も、また、「足る事を知る」である。