オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

民主壊滅するも”未来”はなし、維新を待つしかないのか・・・

 まるで雷(いかづち)が落ちたかのようであった。

 民主党は、歴史的敗北を喫した。国民の鉄槌が下されたのだ。

 それにしても、60議席を割る状況になるとは、NODAも予想していなかったと思う。幹部は、今回の選挙結果の反省を踏まえ党再生を図りたい旨の発言をしているが、別に再生しなくていいと思う。別に誰もそんなこと、望んでいない。できれば、2度と私達の前に姿を見せないで欲しい。こんな、恥さらしの集団は壊滅ではなくて、消滅して欲しい。

 それにしても無惨だ。180人を超える議員達が路頭に迷うことになったのだ。猿は木から落ちても猿であるが、議員は落選すればただの生ゴミだ。産業廃棄物でもある。日本中のあちこちにこんなものを吐き出されても、処理に困ってしまう。

 まさに死屍累々。長篠の合戦後の武田軍を見ているようだ。NODAは、議員達の生命を奪った自らの行動を海よりも深く反省すれば良い。政治生命をかけさせられたのは、総理ではなく、ごくフツーの議員達なのだ。

 さて、今回の選挙で感じたこと、再認識させられた点を纏めておきたい。

 

投票率60%でもこれだけ極端な政権交代が実現できるということ。小選挙区制はある意味で”おもしろい”

・若い人は相変わらず投票に行かなかったようであるが、地方の人達もあまり行かなかったようだ。

 若い人達、浮動票、無党派層の動向に限らず、政権交代が可能であることが証明された。言い方を変えると、政治家は若い人達に目を向ける必要がますます無くなったということだ。

 若い人達は本当にそれで良いのか?

・ゾンビのように比例選で復活当選している議員が多い。多くの政党が小選挙区候補を名簿同一順位(1位)にしている。

 惜敗率で当落が決まる訳であるが、全体で見ればこれは1種の大・中選挙区制だ。善し悪しを言うつもりはないが、制度導入当初の趣旨が薄れている。

 いずれ中選挙区に戻る雰囲気を感じる。

維新の会は、この短期間で第3極の位置付けを確たるものとした。このムーブメントは凄い。強烈な勢いを持っている。

・一方、未来の党は完全な敗退だ。しばらく冬の時代が続き、未来は来ない。社民党よりマシではやっていけないということか。NODAは、小沢一派を民主党壊滅の道連れにできたわけで、この点での戦略はドンピシャであった。小沢一派の命脈は尽きた。

自民党は、総裁、幹事長をはじめとし、地方選挙区のものが多い。1票の格差を最大限活かしている。また、候補者一人一人の選挙地盤が相当に強い。やはり、正面から当たっては新人、若手は叶わない。

 その点で、千葉の人口集中地区で堂々とあれだけの票を集めるNODAは大したものだ。政治家1個人としての基盤は天下一品と言える。でも、いなくなって欲しい。

みんなの党は、シブい躍進を果たしている。まだ、先がありそうだ。

自民党は変わっていない。やはり、特定階層、団体の利益誘導の金のかかる政治をすると思う。その点で、”未来”が見えない。しかし、この状況は国民の選択であり、先を憂慮しても仕方がない。なるようになるしかない。なんじゃ、こりゃ。

・さようなら社民党

・結局、世襲制って日本人に合っていて、なくならないと思う。

経団連の「自民圧勝歓迎」スピーチを聞いていて、吐きそうになった。

 

 さて、今日からまた一生懸命生きていこう