オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

EVANGELION、再起動するも蹴つまずいてこける

 今、話題になっている「EVANGELION Q」は私の手元にも1日遅れで届いた。

 ブーたれている皆様と同じ「ゆうパック」だ。

 他の宅急便、宅配便では問題なく発売当日に届いているようだ。私は見た訳ではないが、ヨドバシ等の量販店店頭には発売日にちゃんと陳列されていたらしい。

 そりゃあ、Amazonを使った人達が怒るのも無理は無い。

 私はおっさんなので、エヴァが届くのを一日千秋の思いで待つようなことはない。しかし、この作品には熱烈なファンがいる。そして、作品を楽しもうとしているのか、罵ろうとしているのか理由が分からない購入者や支援者が山ほどいる。

 何があったか知らないが、Amazonは今後のビジネスのためにも、謝罪すべきはそれはそれで、しっかりと態度を表明しておいた方が良いと思う。

 

 Amazonは”お急ぎ便”をリリースした頃から、通常サービスの配送が露骨に遅くなった。私は、Amazonが恐らくサービスの差別化を目に見える形で実施しているのだと推測していた。

 しかし、今の日本では、何ヵ月も前からの予約販売において、当日の配達遅延は”残念”を振り切って、”ふざけんな!”になりかねないことは予測できた筈だ。

 Amazonが何をしたのか分からないし公式コメントはない。しかし、「策士が策に溺れた」のであれば、素直に謝って反省すべきだと思う。

 つまり、”お急ぎ便”を前日、”通常配達”の当日配送を狙って、JPへの荷受けを調整していた(恐らくそうだと推測する)のであれば、やはり、小賢しいマネをしたと言わざるを得ない。ビジネスモデル云々ではなく、何よりも約束(暗黙の)の配送に失敗しているのであるから話にならない。

 私もそう考える消費者の一人であるが、「ほんじゃ、ヨドバシにするわ」という人は今回の件で相当数出ると思う。Amazonにとっては、まさに痛恨の一撃になるかもしれない。

 些細なことであるが、私も少なからず不愉快な思いをしている。

 サイトでは、前日に届けるような告知があったと思えば、お届け日変更を知らせるメールが送られてきたり、で一体どっちなんだよ、と思っていたら1日遅れだ。

 今日も、Amazonから意味不明のメールが来ていた。

 「今回の件ではすみませんでした」という旨の内容で、エヴァとも書いていない。

 「あなたの買った商品」と書いてある。何のこっちゃ?

 この間の村上春樹の本もヨドバシで買ったし、今後はAmazonと使い分けすることにする。それが、今時の消費者の知恵。些細なことだ。

 

 それにしても、EVANGELION、恐るべし。

 リメイクであるが、しっかりと作ってあるし、また続きを見てみたい、という気にさせる。

 内容にブーたれている人も多くいるようだが、自らの期待と必ずしも一致しないのがエヴァだし(前歴多し)仕方ない。庵野監督が見え透いた結末のモノ作る訳が無いじゃん。

 私はこれ(Q)に結構満足している。

 アスカがシンジを引きずって歩いて行く、その後をレイがトボトボとついて行くラストシーンは気に入っている・・・