オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

都市伝説は来るのか・・・

 週末夜遅くに放映している「都市伝説の女」が、来週で最終回だそうだ。

 朝日TV、金曜、23:00overの時間帯であるが、この周辺は時々面白いドラマをやるので気が向いたら見ている。思いっきりB級のど真ん中を狙っているのが、かえって面白い。

 「都市伝説の女」は、単に長澤まさみさん目当てで見ている。もう少しやればいいのに。

 

 私は、つくづく都市伝説に縁がない男だ。

 幽霊、霊魂、妖怪、妖精、悪魔、河童、つちのこ、UFO、宇宙人、小人、なんちゃっておじさん(関西限定らしい)、口避け女、雪ん子、雪男、座敷わらし、人魂、クッシー、・・・

 全て見た事無ければ会った事もない。

 霊力ゼロ、・・・だ。

 おかげで、超絶的に怖い思いをしたことはない。

 何も見えないし、感じない。

 良かった・・・

 友人の友人には、見える人がいる。相手も、見える人に助けを求め寄って来るそうだ。

 「ほら、そこにもいる」って言うんだよね。それだけで、気味が悪い。

 彼女は、その手の番組が大好きで良く見ている。私は、苦手。

 

 小学校の4年生のときであったか。

 叔母の初盆で田舎に帰った。

 叔父の家には、私を含めた近しい親戚達が集まっていた。

 夜も、ふけた頃、実家の長女が帰宅した。

 広間(囲炉裏に天窓付きのでっかいもの)に入ってきて、皆の中に交じり、一通り世間話などした後、言った。

 「それで、だれが今お風呂に入っているの?」

 「?・・・」

 皆、お互いの顔を見合わせた。

 この実家は、お風呂、トイレ(というより厠)は、離れにある。

 「何言ってるの?皆、ここにいるよ」

 「さっき、見たけど誰か入っているよ」

 「うそ・・・」

 「そうか、母さんが帰ってきたんだ・・・」

 

 ・・・・・

 

 これ、私が体験した唯一の不思議体験。

 これっきり。