オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

それも正解

 今日、暇なので図書館に行ってきた。

 休日ともあって、結構、人が多かった。やはり、じいさんが多い(ばあさんはそんなにいない)。

 静かな施設の中で、「あぁ〜・・・」と呟きながら居眠りしている老人は、一人や二人ではなかった。

 まもなくここは無料の「介護なし特別擁護老人ホーム」になるな、と思った。

 少し意外であったのは、お弁当を持参している爺が何人かいたこと。

 家にいても仕方がないし、涼しい図書館にでも行くか、というノリか?それも、お弁当まで持たされて。 

 「ああなっては、いけないな・・・」と、変な緊張感を私は持った。

 

 読んできたのは雑誌。

 ここの図書館は、政府刊行はもとより、新聞・雑誌、はてはビデオ、CDまで視聴、貸し出ししてくれる(雑誌は貸し出せない)。

 私は、少し気になる雑誌を書店で見かけたら、立ち読みするのではなく、図書館に行ってその記事を読むことにしている。落ち着いて読めるし。

 どちらかというと本や雑誌を購入することが多かった私であるが、最近は図書館を都合よく利用したりする。

 以前も触れたが、このことが街中の本屋を廃業に追い込んでいるのかもしれない。

 本を愛でるのであれば、本来は本屋で購入すべきなのであろう。それが、好循環を生むのだから。やはり、「本屋・書店」の未来は暗いと思う。

 

 ところで、図書館には漫画の単行本も置いている。

 たまたま、手元に「ドラゴン桜」があった。第1巻を読んでみたのであるが、やはり原作は面白かった。機会があれば、全巻読んでみようと思う。

 この話は、TVドラマで知った。

 このドラマを家族に最初に紹介したのは娘だ。彼女は昼間の再放送を見たらしい。

 「このドラマ、すごいよ!」

 「何が?」

 「キャストだよ!信じられない!」

 「エ〜!誰々?」

 母娘の会話だ。この会話は延々と無意味に続いていたので娘の話を要約すると、今では超有名なスター・俳優が、やや無名な頃にあって、1ドラマに集結している、と言うのだ。

 その俳優とは、

阿部寛

長谷川京子

・山ピー

・ガッキー

長澤まさみ

ダルビッシュの別れた奥さん

ひかる一平

・なんとか・・・という人

 

 確かに今考えるとそうそうたる顔ぶれだ。阿部ちゃんは、確かにブレイク前夜だったような気がする。

 ハセキョーは、私は昔から買っていた。彼女はこのドラマを終えて間もなく結婚・出産し、ママになった。

 ガッキーは、なんと茶髪で出ている。今ほど可愛くない。

 一方、長澤まさみさんは、この頃の方がイイ。制服がとても良く似合っている(現役だから当たり前?)。

 山ピーは、すでにこの頃からかっこ良い。彼、歌も歌わず俳優やってたんだ・・・

 

 このドラマは「東大受験」に対する世間の常識・先入観を大きく覆した。フィクションではあるが、ストーリー自体は大変面白い。一度、DVD等でノーカット版を見てみたいと思っている。

 大学受験に合格したにもかかわらず、「東大には行かない」という山ピーに、阿部ちゃんが言うセリフが好きだ。

 「それも・・・、正解だ」