オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

ラベンダーに誘われて

 今朝の日経新聞のコラムに「ラベンダー」が引き合いに出されていた。

 話の内容は、脱法ハーブに対する警鐘だ。ラベンダーは、有名なハーブの一つだとの事。

 最近、脱法ハーブを吸った上でわざわざ車を運転し、歩行者を死傷させるような許しがたい事件が頻発している。

 続々と逮捕されている容疑者達の発想と行動原理は到底理解出来るものではない。

 「脱法」なのか「違法」なのか「合法」なのか、良く知らないし興味も無い。

 しかし、巷は走る凶器がいつ現れてもおかしくない時勢になったようだ。我々もこれまで以上に注意して行動するしか予防策は無い。全くもって物騒な事である。

 当局も、法治国家を自慢する前に、まずは国民の安全を第一義に考え、断固とした予防行動をとってもらいたいものだ。それは、多少、極端でも超法規的処置でもやむを得ない。今のままでは、被害にあった方々が浮かばれない。

 

 ところで、コラムのラベンダーの話には「時をかける少女」が引き合いに出されていた。

 このお話は、最近では細田守さんが監督をしたアニメ映画が有名かもしれないが、もともとはNHKで放映された連続ドラマがはじめだ。相当前のこと。

 子供の頃、姉と一緒に見た。

 城達也さんがナレーションをしていた。顔は映っていなかったが。

 原田知世さんが主演した映画は、それのリメイク版。

 私も映画は見た。彼女には悪いが、さほど良い出来とは言えない。

 これなら、アニメの方が良い。

 筒井康隆さんの原作が抜群に良い。未読の方には強くお勧めする。

 「火曜日の放課後の実験室。そこには誰かがいる気配がした。そして、ラベンダーの香り・・・」

 

 あの世界観は、NHKドラマの方が上手く演出していたと思う。

 ケン・ソゴルという不思議な名の少年が出てくる。そして、ヒロイン。

 NHKドラマのヒロイン(女子高生)は誰が演じていたのだろうか。

 名前は知らないし、顔もよく思い出せないのだが、結構奇麗な女の子だったような記憶がある。

 当時は、ラベンダーという花の事も知らなかった。しかし、このドラマがきっかけなのかは知らないが、やがてこの花は北海道:富良野の名と共に有名になる。

 紫色の花びらと香りがとても印象的な花だ。北海道のお土産として「しおり」で購入する人も多いと思う(私も持っている)。

 

 NHKは、若い人を主人公にしたドラマを時々制作するが、私はこれが結構気に入っている。

 「ふたつのスピカ」や「QED」は大変面白かった。

 今は「ハードナッツ」を見ている。

 数学ガールが主人公であるが、変人ぶりがめちゃ面白い。「のだめ」を彷彿させる。

 NHKの青春モノも意外と良質だ。そう、「タイムトラベラー」以来・・・