オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

圏央道開通

 6月28日、圏央道の相模原相川ICから高尾山ICが開通した。

 これにより、湘南地域から関越道方面へのアクセスは大層便利になる。わざわざ、都内の環状8号を経由する必要がなくなったからだ。

 若い頃は冬には、よく日帰りスキーに行った。当時は、横浜新道〜第3京浜〜環状8号〜関越道のコースが定番。当時から、環状8号は朝早く走っても混んだ。

 湘南地域から関越道にアクセスするには、少なくとも2時間超は要したものであるが、今後は同じ時間で前橋辺りまで行ける。

 時間短縮効果は大きい。

 今後、桶川〜久喜が開通すると東北道まで一直線で行ける。そうなると首都圏の高速道の利便性はさらに高まる。

 これまで東北道を利用するためには、どうしても首都高を経由する必要があった。首都高の小菅JCT〜浦和ICの渋滞は大変なものだ。

 東京より西側に住むものに取って、圏央道開通により、都内をスルーできるメリットは大きい。

 

 また、これにより時間計算上は、富岡製糸場と富士山の2つの世界遺産を日帰りでアクセスできる、と言われている。

 しかし、実際は弾丸旅行になる。そのような楽しみ方をする人はいないと思う。

 

 お盆の時期と重なったが、先日、この圏央道を走った。コースは、海老名IC〜渋川伊香保IC。

 

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伊香保温泉の石段街

 

 利便性向上は大きい。関越道までの行程は極めてスムーズ。

 しかし、海老名IC〜八王子JCTの渋滞が酷かった。お盆の時期と重なったこともあるが、この区間だけで90分以上かかった。

 理由は、上り/下りとも中央道への分岐点での渋滞だ。

 片道2車線の道路であるが、八王子JCTではそのうちの1車線が中央道への分岐専用となっているため、実質は車線減少となる。中央道への流入が多いだけ、このJCTは混雑することだろう。

 また、東京(あきる野)方面からは、八王子JCTの手前2Km程度はトンネルになる。恐らく高尾山を潜っているためであろうが、これも渋滞に拍車をかける要因になると思う。

 お盆や行楽シーズンは、練馬IC、浦和ICも同様に混雑するであろうことから、このルートの利便性やアクセスのアドバンテージが無くなる訳ではない。

 しかし、このJCTが今後も圏央道ボトルネックになることも間違いない。

 

 湘南地区の圏央道は、今後、海老名〜寒川が繋がるそうだ。そうすると、埼玉・群馬方面から湘南海岸への旅行も随分と近くなる。

 残念ながら、茅ヶ崎〜二宮が未開通であるが、箱根を目指さないのであれば大きなネックにはならない。

 圏央道は、やがてその名の通り、関東圏を繋ぐ道になるだろう。

 

 結局、往路の海老名〜渋川伊香保は、関越道が大渋滞したため、5時間近くかかった。

 復路は、渋滞無しで2時間。

 やはり、メリットは大きいと感じた。