オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

老人は図書館への立ち入りを禁ずる

news.livedoor.com

 

 とても意外な記事を目にした。

 何と、一部の地域では図書館での自習を禁止しているというのだ。詳細はリンクした記事を参照願いたい。

 

 以前、触れたことがあるが、私は大学受験を控えていた頃、大阪市立図書館には良く通っていた。

 そして、多くの参考書、静かな学習環境には大いに助けて頂いた。

 私の家は狭かったこともあり、静かに勉強をするには不適な場所だった。だから、平日夕方までは学校の図書館、定時後は中之島の図書館に通っていた。

 あの環境があったからこそ、受験勉強が思うままにできたのだと思っている。

 そのような経験をもつ者としては、世の大人は、せめて受験生には自習の場を与えてやって欲しいと切に思っている。

 一般の方が本を読むスペースがない、席がない、というのは確かに不便なことと思う。しかし、一方で、弁当持参でず〜っと居眠りをこいている老人も世間の図書館には多数いる。そして、その数は今後も爆発的勢いで増加して行くことだろう。

 言っておくが、図書館は昼寝をする場所ではない。それとも、法律で定めないと昭和のジジイ達はそんなことも理解出来ず、マナーを守れないのか?

 本を読む気が無い老人は、即刻図書館から出て行くべきだ。そして学生、若者に席を譲るべきだ。

 いつも、電車では席を譲ってもらっている筈。今回はその恩返しをすべきだ。

 私もまもなく彼らの仲間入りをする。しかし、彼らのような静的傍若無人な振る舞いはしない。したくない。

 暇を持て余すからと言って、図書館に来るな。

 ドトールコーヒーに行け。いや、既にそこも彼らで一杯であるが…

 

 今、この国は、恐ろしい方向に向かっている。

 老人は、私の世代を含めてまだまだ増える。増殖する。

 そして、若い世代の人口は先細っていく方向にある。

 今に、この国は老人だらけになる。やつらは、ありとあらゆる公共施設、遊戯施設、娯楽施設を占拠することだろう。

 すさまじくウンザリする。

 その例を見たいのであれば、たとえば国立美術館に行って見れば良い。

 成田空港

 ゴルフ場

 ボーリング場

 コンサートホール

 健康ランド

 ヨドバシカメラ

 豪華寝台列車

 そして公園…

 そこには、アリのようにおびただしい数の老人達が生息している。そして彼らは口々に唱えている。

 「我々を大切にしろ」と…

 

 ほんとうに気持ちの悪い国だ。

 若い人が極度に少なく、ジジ・ババばかりの国…

 

 そう言う私もいずれ老人になる。

 しかし、弁当を持って図書館に行き、そこで居眠りなどをする人間などには絶対にならない。

 学習に対する矜持を失ってまで生きていたくない。

 

 図書館での自習場所に関する折衷案を出す。

 休日は老人は図書館への立ち入り禁止とする。65歳以上は入館禁止だ。

 これで、若い人達、受験生はゆっくりと読書、勉強に専念出来る。

 一方、平日はジジイも入館OK。

 これで良いだろう。

 どうせ、ジジイは平日も休日もない。

 いつも朝から暇なのだ。

 図書館で寝るなら平日にせよ。

 その時間帯、受験生達は学校にいる。棲み分けだ。

 浪人生はどうなる、との意見が出そうだがそれは論外で良い。

 今時、大学は浪人までして行く所ではない。

 図書館の席を老人と奪い合ってまで大学を目指してどうする。そんな意義はないと思う。

 因に、大学に行くことの意義は、巷に大量繁殖している老人達にでも聞いてみればよい。

 きっと、素晴らしい回答をしてくれることと思う。