飛鳥の誘い
正覚寺から帰る途中で熊澤酒造に立ち寄った話をした。ここでとあるポスターを目にした。
「JAPAN BREWER CUP 2018」(場所:大桟橋、入場料:500円)
クラフトビールの展示会だ。
この手のイベントは友人に勧められて以前にも行ったことがある(場所は同じ大桟橋)。その時は、世界中のビールが集まったイベントだった。
最近、地ビールに凝っている妻に聞いて見た。
「興味ある?」
「うん、行こう」
場所は、大桟橋の先端にある展示場(横浜大さん橋ホール)だ。
日本大通り駅を出たらすぐに汽笛を聞いた。
港にいるわけだから別段汽笛が珍しい訳ではない。
でも、これは「大きな客船が来ている」ということを意味している。
これは後のお楽しみ。
私たちは朝一で出かけたので会場はまだ空いていた。しかし、午後をすぎるとあっという間に人で埋め尽くされた。その中には外国の方も多かった。
私たちが飲んだのは、ドイツ、岩手、秋田、海軍(横須賀?)、横浜、アメリカ。アメリカ以外は飲み比べメニューを選んだ。おおよそ、4〜5種類のビールをセットにしたもの。1000〜1200円だ。
このフェスタはそもそもは地ビールの競技会だそうで、コンペでは横浜ビールが金賞をとったそうだ。
お店の方に聞いたのであるが、神奈川県には10を超えるブリュアーがあり、横浜ビールはその中の最古参だそうだ。そんなにあるとは恥ずかしながら知らなかった。
私たちは2時過ぎまでフェスタを楽しみ会場を後にした。
さて、お楽しみの客船を見よう。
何と船は「飛鳥Ⅱ」だった。Ⅱは初めてみる(Ⅰは晴海埠頭で見たことがある)。
圧巻。
しかし、船を真横から直近見ると、客室がマンションみたいに見える。
ちょっと興ざめした。
中を見て見たかったなぁ。
「すごいね。」
「うん、これってどこを航海する船?」
「主に世界一周だね。」
「いつか、乗ろうよ」
「そうだね。いつか」
お金、貯めなきゃ…