ボ〜ッと生きてんじゃねえよ!
それを見て驚いたことがある。
サマータイムの賛成比率だ。何と31%もの人が「賛成」と意見表明しているのだ。
反対は55%いるので大勢は「反対」ではあるが、それにしても3割以上の人たちが肯定的であるのだ。これは怖い。
日本でサマータイムが効果を上げるとは到底考えられない。想像ができない。
例えば、30分の早起きが出来ずに、毎朝、駅で駆け込み乗車をする輩が大量に存在する社会で、2時間の時間(時計)ずらしが上手く働くか?
プレ金すら活用されていない現状で、終業後の余暇活用が図られるとお思いか?
経済効果が本当にあると想像できるか?
サマータイムを支持する層(30%)って、一体何を考えてるんだ?
体内時計を2時間もずらすって、めちゃくちゃしんどいぞ!
若い人は、ともかくジジイ、ババア含めて大丈夫か?
朝7時に家を出る人は、恐らく6時には起きているはず。
サマータイムになればこれは4時起床になる。
一方、夜は23時就寝なら21時に寝床に入ることになる。
本当にそれがスムーズにできるのか?
皆、朝準備の余裕がなくて、駅に駆け込んで、朝飯は電車の中でおにぎりを食ってるんじゃないのか?
そもそも、18時に帰社出来ない小心者が、16時に会社を出られるか?
そして、そっから友人誘って遊びに行くか?
欧米はやってるっていうけど、日本人は皆現地に行ってそれを見た事はあるのか?
そこで生活した事はあるのか?サマータイムを体験してみたか?
あっちの通勤事情、労働事情を知って言ってるのか?
あっちは日本ほど時間にうるさく無い。
ある意味、のんびりとしている面がある。
日本ほど、せかせかしていない。
家族第一だ。バカンスの習慣がある。会社人間は存在しない。
あっちでは定刻に電車は来ないことはよくある。
しかし、それで遅刻しても会社で文句言う人はいない。仕方がないから…
向こうとこっちでは、社会構造は違う。
気候だって昼の長さだって日本とは違う。イングランドやフランス、ドイツは日本の北海道より北にあるんだぞ!地球儀見てみろ!
だいたい、欧州に人口1.2億の国なんか無い!
一千万人が住む首都などない!
3分に1本、入線してくる鉄道など無い!
乗車率150%なんてクレイジー!
何でミソもクソも一緒にする?
欧米の真似ができるというなら、政府はまず、労働時間(休暇・余暇時間)を合わしてから提案せぇよ。
そんな大切なこともできないで、こんなブラック社会を放置しておいて、サマータイムだけ持って来たって上手くいく訳無いだろう?社会が混乱すること必至だ。
私はサマータイムを30%もの人が支持(日経世論調査)していることに恐怖を感じる。
これは、「何も考えていない人」「思考停止している人」が30%もいるということに等しい。
私たちは、恐ろしい無責任社会に生きているのだ。
オリンピックのマラソン対策との声もあるが、では試しに朝5時に起床してみればいい。
家の外は全く「涼しい」とは言えない(犬の散歩をしてるので知ってる)。
2時間違いの温度差なぞ、せいぜい数度だ。
気温効果はない。
「マラソン対策」とは詭弁だ。そんなのすぐ分かるじゃん。
みんな…。
「ボ〜ッと生きてんじゃねえよ!」
世論調査には真面目に答えようね。
呆れているが、文句は言わない。
こちらも、相当に恐ろしいけどね…