オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

涙したテレワーク

 今朝、驚きのニュース(訃報)があった。

 志村けんさんがコロナ肺炎で亡くなったとのこと。

 ニュースは、朝から個人を偲ぶ映像を流し続けている。

 気がついたら、私は涙を流していた。

 何でこんなに切ないのだろうか。

 何でこんなに残念なんだろうか。

 そうか。

 私は以前から彼に癒され、励まされていたのだ。

 彼のことが大好きだったのだ。

 どうか、安らかに…。

 

 新型コロナの怖さが日本人には分かっていないとか、若者が甘く見ているとか、色々言われている。

 私は怖いとずっと思っている。こんなものに罹患したら、妻にもばあちゃんにも、孫にも会えなくなる。

 そんなことは嫌だ。

 早いところ、自宅軟禁にして欲しかった。

 東京に通勤するためのあの満員電車はクレイジーだ。あんなの、人の乗るものではない。

 何で、毎日、臭い汚いおっさんと濃厚接触せねばならんのだ。チョー気持ち悪い。

 

 ついに、当社も本日から強制的に在宅勤務となった。

 本社が発表したのが26日夕刻らしい。自分たちに30日(月)からの在宅勤務命令が出たのが27日(金)夕方。

 予想はしていた。だから、皆、準備もできていた。

 今朝から静々とテレワークに入った。

 やはり、VPNは耐えられなかった。著しいスローダウン。シンクライアントは使い物にならなかった。

 でも、仕方ない。あの満員電車に乗るよりマシ。これくらい我慢できる。

 夕刻には、スループットも向上してきた。さすがだ。

 Skypeは便利であるが、何十人もログインするとさすがにキツイ。

 音は途切れるので、重要な情報交換はメールの方が良い。ビジネスで聞き間違いは致命傷になる。

 IMはメールより手軽で便利だった。

 明日以降、当分は世話になる。

 

 あと、どれくらい穴籠もりすることになるのか。

 2週間?

 3週間?

 いいよ。

 感染するよりは。

 生産性は明らかに落ちている。

 しかし、人の命には変えられない。

 部下たちを危険には晒せない。絶対に出社するなと言ってある。

 

 けんさん、さよなら。これまで励ましてくれてありがとう。

 多少の不便はしょうがない。

 けんさんの分もしっかりと生きる。

 ウィルスとの持久戦を覚悟した1日だった。