史上最大の引っ越し(完結編)
11月末に埼玉某市のアパートを引き揚げ、秋田市に新築した自宅へ引っ越した。これにより単身赴任、夫婦の別居生活は解消である。メデタシ。
埼玉での居住は、そもそもは私自身が東京勤務を継続するための一時的なもの。
よって退職するまで最長2〜3年は一人暮らし、妻との別居生活が続くものと覚悟を決めていた。
だが今般、上司から秋田市での在宅勤務の許可が出たこともあって二重生活は早々に解消することとなった。
東京勤務のためとはいえ実質的にオフィスへの出勤はせいぜい月に1〜2回程度。その目的の大部分はチームメンバとの対面コミュニケーションである。
会社は具体的にオフィスへの出勤頻度を指定していない。職場の管理に委ねる方針。
ただし管理職としては、一定期間での対面コミュニケーションを通じて社員の心身でのケアを行わねばならない。私の上司は「通勤の非効率、感染リスクを押してまで出社する必要はない」との方針。
よって、部下が求めない限り2回/月程度のオフィス出勤を基本としている状況。
私がベテランということもあり在宅勤務については以前から寛容な姿勢をとってくださっていたのだが、今般、諸般の家庭事情を斟酌頂き、事業部責任者からも遠地での在宅勤務の許可がおりた。
私自身は既に役職も離れており職務的な責任を負う局面はほぼ無い。会社としても遠地での在勤としても労務管理に憂慮はないと判断したのだと思う。
とはいえ秋田での在宅勤務を許可してもらったのは幸運である。
2度目の奇跡が起きた。
柔軟な対応をしてくれた会社幹部には感謝しかない。
良い会社なんだろうな。
埼玉から秋田への引っ越しは大きなトラブルもなく無事完了。
部屋にあった2大家電の冷蔵庫・洗濯機は処分した。
洗濯機は7Kg容量のこじんまりしたものであったが僅かな料金でリサイクルショップに買い取ってもらった。
7ヶ月程度しか使っていなくてまだピカピカ。勿体無い気もするが、秋田に運んでも仕方がない。家に洗濯機は2台いらない。
大型冷蔵庫は長女に譲った。
0123会社には秋田に荷物を搬送する途中で彼女の自宅に寄ってもらい、そこで冷蔵庫を降ろしセッティングしてもらった。
追加料金は5500円。安いもんだ。買い取ってもらってもこの程度の値段だった。
調子の悪い冷蔵庫を使っていた長女にとっては入れ替えの良い機会であったようで大層喜んでもらえた。良かった良かった。
引っ越し当日は、夕方からの荷物搬出、翌日朝一番での搬入となった。秋田への当日移動は難しいことから荷物受け取りは妻にお願いした。
私は翌日昼過ぎに秋田に到着。早々に荷物の梱包を解いた。
丸2日かけて30箱の段ボールを解放。
部屋の中はまだ雑然としている。
これから時間をかけて整理して行こうと思っている。
急ぐ必要はない…。時間はある。
・・・
4日目の朝を迎えた。
役所への転入届けや警察署での免許証の住所変更、銀行口座の住所変更等、諸々の手続きも一部を除きほとんど終えている。
いよいよ秋田市民としての私の生活が始まった。
何か不思議な気分だ。
ここでの生活がまだピンと来ていない。
昨日、ワンコたちの散歩がてら川縁を歩いてみた。
良い風景だ。
これが自分の住む街なのか…と思いにふけっている。
いや街…という感じではないな。
適当な表現が思い浮かばない。
これからは秋田の楽しい情報を発信したいと思う。