彼女は26番目・・・
先日、近所の理容店に行き整髪しがてら世間話をしていたら、先月の台風の冠水のため車がおじゃん(廃車)になったという人の話を聞いた。
あの日は、確かに凄い雨が降り、あちこちでマンホールの蓋から水が噴き出していた。また、家の前を流れる川(そんなに大きいものではない)の水位がみるみると上がっていくのが分かった。下流の方で、川の水が溢れていないか心配したのであるが、やはり冠水被害にあった方もいらっしゃったのだった。
その方は、近所に引っ越してきて1年半になるが、何と冠水被害は3度目だ、と言っていた。
「ゲ〜ッ!」
でも、命に関わる事にならなかっただけマシか・・・。お気の毒だと思う。その方が言うには、水を避けようと車の移動をしたらしいのであるが、たまたま傍にいた警察官から「駐車違反」をするな、と咎められたそうだ。
こんな、嵐の日に、それもこんな下町で「駐車違反」もないだろうに・・・。酷い話だ。
今日から明日にかけて、26号さんが来るらしい。今回は、10年に1度しかお会い出来ない程の超大物だそうだ。
家の近所に限らず、大きな被害がでなければ良いのであるが・・・
TVでは、刻一刻と台風情報を流し続けている。また、交通機関の運休も早々に発表されている。
情報には不足しない。十分な警告が発せられている。
一部の企業では、早退や自宅待機の処置をとり始めているようだ。
良い事だと思う。
大型台風が来ているのに、危険を顧みず、無理してまで会社に行く事もないだろう。
こんなタイトな環境下でも、仕事や商談をしたい人もいるかもしれないが、少なくとも私はそのような重要人物ではない。
身の安全を優先させて頂くことにする。
中には「社畜」などと揶揄されながらも、やむを得ず仕事に精励する方もいるかも知れない。それは、それでご苦労だと思う。
しかし、2年前の災害によって、日本人は、日本企業は、少し「安全」に対しての意識が高まったような気がするのは私だけであろうか・・・
今日、台風に備え、いそいそとする首都圏の喧噪を見て、そう感じた。
P.S.
皆さん、頑張って下さい → http://togetter.com/li/577281