オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

MacBook Pro 13inch → MacBook Air 15inch

 10年以上使っていたMacBook Proがついにお釈迦になったので新型機を購入した。

 以前のMac Bookは「2010Mid」だったので丸々13年間もお世話になったことになる。古い機体であったが使用に全く不便・問題は無かった。

 エンジンはIntelのCore2DuoとかいうクラシックなCPUであったがスムーズに動作していて性能的に買い替えの必要は無かった。

 メモリは(たったの)4GB、HDDは250GBであるが購入時は100GB以上の空きがあった。ストレージは同容量のTranscendSSDに換装していた。

 この効果は絶大で、このマシンが10年以上も実用に耐えた大きな理由の一つと思っている。

 性能的に問題が無かった理由として、Mac OSUnixであることも大きいと思っている。

 そもそもOSが「軽い」のだ(鈍いIntel PCにFreeBSDLinuxを入れたことのある人はわかると思う)。

 この時代のMacの手放し難いもう一つの理由は「光学ドライブ」が内蔵されていること。この仕様は現在では”珍しい”。

 私はWindowsについては既にVistaで見切りをつけている。

 会社のPCはWindowsマシンであるが、あんな出来損ないのOSを高い金を積んでまで自分用に買う意義は以前から見出せなかった。

 ただ、長年の使用でボディは傷だらけ、机から落下させて以来スピーカーからはノイズを発生するようになり、エンターキーは割れてしまっていたので接着剤で繋いで使用する状況だった。

 あのシルバーのアルミボディに強い愛着もあったが、キーボード上にコーヒーをこぼしてしまい、うんともすんとも言わなくなってしまった。

 完全に自分の不注意であり強く後悔をした。やはりPCの側に水分を置くのは厳禁だ。

 

 さて、新しいPCの候補選びをする必要があった。

 先ほどWindows PCは眼中にない旨のことを言ったが、まあ全く購入対象から外してしまう訳にもいかず、メーカーサイトをあちこち見てみた。

 Windows PCであれば、やはりHPかVAIOだなと考えた。

 HPの高級機は結構デザインが良い。ただ、量販店でもHP機の展示は少なく実機を触れないのが難点。VAIOもデザインが抜群に良いが展示はほぼ無い。残念だ。

 CPUの最新型は12世代?13世代?なのか…。

 長らくPCの購入を考えなかったのでIntelプロセッサのトレンドがわからなくなっていた。

 本家本元であるMicroSoftも無視は出来ない。

 Surface自体は良いマシンだと思っている。

 機械として割り切って使うのであれば十分に選択肢となり得る。

 しかし、結構高価だ。

 Office365は不要なのでその分価格を下げてくれれば良いのに…

 SurfaceであればLaptopかな…とは思った。

 実は長女がSurfaceを所有しておりモノ自体の良さは知っている。あのキーボードの手触りは好きだ。OSとOffice(こんなもの家庭では使わない)が嫌いなだけ。

 あのタッチ式のディスプレイとキーボードが外せてタブレットにもなる仕様は素晴らしいと思う。いわゆる2in1仕様は私の好みだ。

 画面をタッチする操作もお気に入りで、現在保有しているAcer PCも実はタッチパネル式だ。

 それにしてもWindowds PCも高価になったものだ。

 CPUはcore i5以上、メモリは16MB、SSDは512GB、ディスプレイは14インチ程度…は欲しい。

 候補に挙げたスペックのマシンを探すと大体が10万円後半〜20万円台になってしまう。

 「スペック求め過ぎ!」と思われるかもしれないが、これは私が過去の経験を元にWindowsマシンのパフォーマンスを低めに見積もっているからだ。

 Windowsはそもそもがメモリを喰う。無駄に。恐らく8GBでは実用に耐えないと思う。

 ストレージも無駄に占有する。256GBではOSだけでアプリを入れる隙間がないだろう。

 それに加えOSが無駄に重いのだからCPU性能を妥協するのは厳禁だ。

 Windowsはそもそもがセキュリティホールの塊なので、頻繁に際限なくパッチを当て続けなくてはならないOSだ。

 CPU性能をケチるとWindows Updateだけで無駄な時間を使う羽目になりかねない。これは本末転倒。

 「いや、それは偏見。今のWindows PCはほどほどのスペックでも十分に速いよ」と誰かが嬉しい助言をしてくれれば良いのだが、現在までそのような状況はない。

 20万円かけてWindowsマシンを購入するなんて何かの悪夢だ、…と本気で思っていた。 

 

 本当はMacBook Proが欲しい。

 しかし今のMacBook Proはべらぼうに高価だ。14inchで29万円弱。16inchは35万円。

 この値段のものを仕事以外で選択することは非現実的。でもスペック、外観、質感、全てにおいて”抜群”だとは思う。

 そこにMac Book Air 15inchの登場である。

 1ヶ月間にわたるPC探しは終わった…

 

M2、8GB、256GB SSDで198,800円

でっかい画面で解像度も十分。左右に余裕があるのが分かる

【新型Macbook Airのスペック】

CPU:M2

メモリ:8GB

ストレージ:SSD256GB(100GB少しの空きあり)

ディスプレイ:2880×1864ピクセル

オーディオ:6スピーカー

外部ポート:Thunderbolt3 2ポートあり

本体の厚さ:1.15cm

重さ:1.51Kg

 

 このスペックでこの価格。

 昨今の円安で少し値上げされたが納得の買い物である。