Responsibility → Mission
最近、電車線路への人立ち入りが少なからず話題になっている。
その理由の多くは、「痴漢をして逃走」というものらしい。
痴漢をしたかの真偽は別としても、あの様な場所に容易に人が立ち入ってしまうことに驚いている。
一体、何を考えて線路を走るのか…
今年に入って、立て続けに同様の事案が発生したものだから、「そこを使えば逃げられる」と判断し模倣するものが続出しているのだ、とどなたかが言っていた。
…何とも、アホなことで。
どの様な頭脳構造しているのか理解不能であるが、あちこちに迷惑がかかることこの上ないので、何とか防止したい(この際、当人の安全はどうでも良い)。
そこで、提案を2点。
①線路を逃げても必ず捕まる、ということを単細胞の輩にも分からせるため、路線一帯を防犯カメラだらけにする。
②各駅へのホームドア設置。簡単には誰も線路へは立ち入れない様にする。
①はすでに、成果を挙げたいくつかの事例がある。「線路を逃げても無駄」ということを目で見てわかる様にする。馬鹿馬鹿しいことであるが、バカを相手にするのだからバカな施策も止むを得ない。
世の中には本当に理解不能な行動をとる人がいるもんだ。
②は防犯、安全の双方の面で意義がある。
今の駅のホームは危険すぎる。
好き好んで線路に侵入する人はいないであろうが、朝夕のラッシュ時は不可抗力で転落することは十分にあり得る。
特に、昨今の首都圏の駅の混雑は異常だ。
安全面の取り組みとして各鉄道事業者に強く求めたいと思う。
これは、「模倣防止」という面では、転落、侵入だけではなく、「自死装置」として鉄道を捉えている不特定の人たちへの警鐘でもある。
諸外国のことは知らないが、この国には電車を「乗り物」ではなく、消滅手段として利用しようとする人たちが後を絶たない。
理由は分からない。
しかし、止められるものであれば、止めるべきだと思う。
よって、容易に線路に近づけない様、全駅にホームドアを即刻設置すべきだと思う。
コストの問題は当然存在するが、鉄道事業にとって「安全に人を運ぶこと」は社会的責任を超え、もはや「使命」であると考える。
自分たちの商売道具を他の目的に使用させないための処置を事業者として施すべきだ。
どの事業者も一定の事業利益を上げているはずだ。
駅の中に店舗ばかりを設置するのではなく、人を守る盾にも事業投資してほしい。
それは、もはや社会的使命なのだ。残念ながら…