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オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

We are not alone

 N = R* × fp × ne × fl × fi × fc × L

 

 これをドレイクの方程式と言う。

 地球外生命体の存在する星の数を表す計算式だ。各変数の意味は次の通り。


R*;銀河系で1年間に恒星が形成される速さ(個/年)
fp;惑星系を有する恒星の割合
ne;1つの恒星系で生命の存在が可能となる範囲にある惑星の平均数
fl;上記の惑星で生命が実際に発生する割合
fi;発生した生命が知的生命体にまで進化する割合
fc:その知的生命体が星間通信を行う割合
L ;星間通信を行うような文明の存続期間(年)

 

 

 当たり前と言えばその通りであるが、これは「コロンブスの卵」と同じで、最初に概念を形成した人が偉い。

 この式に実際に数値を突っ込む事はさておき、天空に1000億個の星があるのだとすれば、この中に地球外生命体が存在する可能性は相当に高い、と想像出来る。

 私は、霊感が全く無いので霊魂やそれがもたらす現象に出会った事が無い。だから、霊的現象の真偽については半信半疑だ。否定はしていない。

 一方、UFOや地球外生命体の存在については、相当、信じている部類だ。

 過去、1980年代までに公表されたUFOの写真の大半はニセモノであると判明しているとのこと。しかし、100%がそう証明された訳ではない。

 その中の数%は、未だニセモノとは言い切れないものが存在する事が科学者達によって指摘されている。

 現在は、映像加工技術がこれまでとは違い、飛躍的に発達しているため、今後提示されるUFOの映像は、ある意味、これまで以上に「怪しく」これまで以上に「信憑性が無い」と考えざるを得ない。

 今後も人々を驚かせるための悪戯やねつ造が頻繁に行われるであろうが、それでも地球外生命体の存在可能性を100%否定できるものではない。

 私達は、本来、来るべき「ファースト・コンタクト」に備えて万全を期しておくべきなのだ。

 あちこちで大砲を撃ったり、病院に爆弾を落としたり、民間機を撃墜したりしている場合ではない。

 

 ”SETI”というプロジェクトをご存知だろうか。

 Search for Extra-Terrestrial Intelligence のこと。

 地球外生命体探査のことだ。

 USAは、何十台もの電波望遠鏡を建設し地球外生命体との交信を試みている。

 嘘みたいな話であるが、1960年代からこのような取り組みは存在する。私が子供の頃は「オズマ計画」というのが有名であった。いや、私のような者しか知らなかったのかも知れないが・・・

 

 友人に、宇宙の話をたまにすると、「ゆずさんってロマンチストだね」と言われる事がある。

 そうなのだろうか。

 私は自分がロマンチストだと思った事は無い。

 天文学はロマンではなく科学だ。

 実証することが困難な分野が多い。

 ある程度の専門用語も知っていないと専門書も読めない。物理の基礎は必須だ。

 それでも人が天文に「ロマン」という表現を引き合いに出すのは、「まだ見た事がない」「存在が確認されていない」「新たな概念、未知の領域」というような比喩が使われるからだろう。

 何だか、よく分からないが、ワクワクする。

 それが天文学の魅力だというのであれば、全く異存はない。

 

 地球外知的生命体は「存在する」

 そう確信して天文学者達は大真面目でSETIプロジェクトをやる。一生をかけた事業だ。

 死ぬまでに成果、結果がでないことの確率の方が高い。

 このような取り組みでサラリーが得られ、世間から認知され、結果として名声が手に入る人は本当にラッキーだ。

 多くの関係者は、報われないことを承知でSETIに取り組んでいる。

 「夢を追いかける仕事」であるのは間違いない。

 

 私の好きな映画に「CONTACT」がある。

 カール・セーガン原作で、ジョディ・フォスターが主演したものだ。

 この中で、アマチュア無線で遠方の仲間を探してコンタクトを取り付ける彼女(まだ少女)が、父親に訪ねる場面が冒頭にある。 

 

「大きな無線機があれば、月と交信出来る?」

「ああ。できるだろうね」

「じゃあ、木星とは?」

「できるよ」

「その、外の惑星。何て言ったっけ。・・・そう、土星とは?」

「たぶんできる」

「・・・。ママとは?」

「たぶん・・、どんな大きな無線機を使っても出来ないと思う・・・」

「・・・。よその星にも人はいるかしら」

「分からない。でも・・・、地球人だけじゃあ、広い宇宙がもったいないと思うよ」

 

 彼女は父親のその言葉を胸に、地球外生命体を探査する天文学者になる。

 「it seems like an awful waste of space(広い宇宙がもったいない)」

 この言葉にロマンはあると思う。

 

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