オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

C#が真犯人である決め手になるのか 〜ネコとC#〜

 「遠隔PC操作事件」という言い方で良いのだろうか。

 例の江ノ島のネコにUSBメモリーを付けたとかいう一連の事件の容疑者が捕まって以来、彼が真犯人であるのか、ますます疑わしい状況になってきている気がする。

 ネットでは、江川紹子さんとプログラマー(?)とおぼしき人達との間で、「C#って何ですか?」「どんな言葉ですか?」「JAVAって飲めないの?」という傑作トークが繰り広げられた。

 この会話は、双方が一定の真剣さをもって質問、回答をしているだけに、傍目からは相当面白いやり取りに映った。

 何が面白いかというと、イシューの”ズレ”だ。

 C#は、プログラミング言語であるが、C++との違いは、津軽弁と秋田弁のそれとは本質的に異なる。

 これを、人間同士のコミュニケーションツールである会話言語に例えて説明し、それを理解しようとするから、そこに無理が生じ、故に滑稽さが醸し出され、結果としてジョークのようなやり取りが完成する。

 江川さん自身は、真剣に聞いている節が見られるので、これがまた、ボケと突っ込みを生み出し、ズレた会話に輪をかけることになる。

 いやはや、人ごとながら、面白かった。

 恐らく、江川さんに教えよう、解説しようとしている方も、楽しみながらやっていたのだ、と思う。

 さて、その会話の中に出てくるのであるが、「C#プログラマー」と「C++使い」の違いは、真犯人特定の決定打と言えるのであろうか。

 これは恐らく「No」であろう。

 業界の大半の人達はそう結論づけると思われる。

 「出来ない」ことの証明はできない。

 「出来る」ことの証明も、本人が故意にそれを偽ろうとすれば、それですら出来ないことではないかも知れない。

 これは、プログラミング言語としての、C++とC#の設計思想、言語仕様の違い、という類いの話ではない。

 

 と、言うことは、今、逮捕、拘束されている彼は、何の証拠をもってしょっぴかれているのだろうか?

 自宅や会社のPCに何チャラというソフトが残っている、送信記録がある、という事が彼が犯人であるという証拠になるのであろうか。

 だって、殺人事件に使われた凶器が被害者の血の付いた状態で、容疑者の指紋とともに自宅で発見された、というなら分かるが、ソフトはコピー可能だし、それを何に使ったか、という形跡なんか残らないだろう。

 これ、状況証拠なだけじゃないか?

 いや、怪しく、かつ可能性の問題は残る。

 しかし、現段階では彼は「推定無罪」だ。

 聞くところによると、マスコミには逮捕されるであろう容疑者に関する情報が事前リークされていたとも聞く。

 

 この事件、下手をすると警察のでっち上げとマスコミのヤラセ、という最悪の騒動に発展する可能性もあると見る。

 現状、容疑者を犯人と裏付ける決定的証拠って無いんじゃないか?

 ネコにUSBを付けている映像って存在するのか?

 何とかという山に行ったことがある、江ノ島の防犯カメラに写っていた、というだけで犯人と断定できるのか?

 逮捕から、暫く経過したが、疑念と不安は解けぬまま、だ。

 

f:id:azuyuz:20130223070516j:plain 

 

 そういう私は今、Cといっても「Objective-C」に悩まされている。

 C++でもC#でもない。

 Xcodeも操作方法がよく分からない。

 Xcodeの最新バージョンは4.6で、これはまだ日本語化されていない。

 そんなもの、止めとけばいいじゃん、と言われそうだが、OSをMountain LionにしたらXcodeもこのバージョンに変えざるを得ない。

 どうやら、クラスの継承が上手く出来ていないようだ・・・

 

f:id:azuyuz:20130223071203j:plain

 

 この数週間、ずっと同じエラーメッセージばかり。

 今のコンピュータとの会話は、C#でなくとも敷居が高いことを実感している。

 猫との会話であれば、C#もObjective-Cも必要ないのに・・・