プリウスの良い所と悪い所
あと1週間でプリウスともお別れ。
VW UP!は無事日本に到着。愛知だか、どこだかに陸揚げされ、その後、陸路でディーラーのお店まで搬送され、そこでオプション等を搭載・最終整備され、来週には我家に来るようだ。
ここで、長い付き合いだったプリウスの総括をしておく。2代目の話になるが、新型でも共通点はあると思う。
「良い所」
・当たり前であるが、燃費が良い。
私の場合は、街乗りで15〜17Km/ℓ。
高速で20Km/ℓくらい。
普段はちょい乗りが多いのであまり伸びないが、有料道路を含めて走るシーンでは、限りなく20Km/ℓに近づいていく。
最高燃費は24Km/ℓ。高速道、80Kmでオートドライブの条件。
・意識してスロースタートする等、エコ運転を意識して走れば間違いなく燃費は伸びる。エコ努力が目に見える形で成果となる珍しい車
・細やかなアクセサリーが一杯付いている。使わないものも含めて。何の不自由もない。バイザーの鏡の所にはライトまで付いている
・世界で最も先進的な、そして最もエコな車に乗っているという気分に浸れる。人からもそう見られる
・電子制御の塊のような車であるが、整備費は普通の水準で高価ではない。ハイテク車であるが故障は少ない。私の場合は12年間で1回だけ
・5ドアハッチバックなので、荷物は信じられないくらい沢山積める。これ1台で夜逃げができる
・意外と加速はいい。普通の車と何ら変わらない。最高速は、130Kmまでは出した事があるが、まだ行けそうな感じだった。怖いけど・・・
「良くない所」
・スタイルが悪い。特に2代目は。後ろから見たら本当にバランスが悪くみっともない。3代目は結構いいと思っている
・後ろがよく見えない。これはトヨタにしては大失態だと思う。
スタイルを優先したくせに、出来上がりがブサイクであり、かつ使い出が悪いという最悪の結末。
この車で首都高速に合流するには相当の技術と度胸が必要だ。特に、大雨の日にこの車で狭い首都高速を走る事は止めておいた方が良い。
後ろをあまり見ない人には関係ないが
・重い。これは走らせてみれば分かる
・インパネデザインが最悪。初代に乗っていた者としては、この退化には驚いた。デザインは悪いが、操作自体は、やり易い
・ナビがアホ。でたらめを良く言う。地図ソフトをバージョンアップしたが、やはりアホなままだった。
初代のナビはすごく使い易かった(地図操作用のスティックが付いていた!)。これも退化
・Aピラーが太く、変に傾いているため、カーブの際に死角ができる。前が見づらい。
トヨタは車にとって最も重要な”安全性”よりも、違う”何か”を優先したようだ。
それが”何か”は、分からないまま、私はこの車を手放す・・・
・知らない人から、”これって、ハイブリッドカーですよね?どうやって、充電するんですか?”というような、訳の分からない質問をよくされる。
充電は必要ないのだが・・・
・「車、何乗ってるの?」「プリウス」「!」というような会話がたまにある。
10年前は「プリウスって何?」とよく聞き返されたものだが
【総評】
とても良い車。買って損する事は絶対にない。
しかし、今や誰でも乗っているので、カローラよりも偏在的な大衆車と言える。
デパートやファミレスの駐車場で、同じ車が3台横に並ぶこともザラにある。ハイブリッドカーに乗っているという一体感を持ちたい人にはさらにお勧めできる。
フェラーリやベンツにハイブリッドが設定されるご時世である。これに乗っているからと言って、もはやエコ人間とは見てもらえない。それが残念。
私は、町中にこの車が溢れ出したので、違ったというか、本来の意味でのエコ車に移行したいと思う。
皆と同じ車に乗るのはイヤなんです・・・