在宅勤務の真実
我が社のテレワークが始まって1週間が経過した。
思ったよりも、私自身の仕事はマトモに進行している。
もともと、現場ではない。一方、前線で開発業務に携わっているSEたちは一体どうしているのだろうか。不便はないのだろうか。
今日、来たメールによればグループを含め社内の感染者はいないとのこと。閉鎖事業所もない。
1万人を超える人員規模で全国に事業所があるのに、これは奇跡だと思った。どうか、今後も感染者が家族を含めて出ないことを祈るばかりだ。
1週間、テレワーク、いや在宅勤務をやって見て感じたことをあげる。
・通勤が無いのは大層便利。出勤時間は10秒。帰宅時間も同じ。
・感染の可能性・リスクが激減。これはありがたい。
・妻は昼休み時間の私の相手が面倒で、毎日お弁当をこれまで同様作ってくれている。私は、自分の部屋で一人黙々ご飯を食べてる。「一緒に食べよ」と誘ったが断られた。涙。
・1日中、畳に座っていてお尻が痛い。股関節がどうかしそうだ。下半身がおかしくなっている。
・お菓子や飲み物を遠慮なく摂取しながら仕事をする。なおかつ、運動不足と相まって、絶対太るのでは無いか、と心配している。日曜日に、久しぶりに体重計に乗って見たらなんと減っていた。どう言うこと?
・会社の上司は、在宅勤務の目に見えないストレスを心配してくれていた。よって、私も毎日、Skypeで部下たちの生の声を聞くようにしている。幸い、今のところ問題はない。私自身はどうなのだろうか。実は、自分自身の心的状態がよく分からない。ストレスは恐らくあるが、今は意識しない。一体、この先どうなってしまうのだろうか…。
・TVはほとんど見ない。毎日早く就寝している。ドラマを含めて見る気にはならない。ただ、休みの日に、久しぶりに「トラ・トラ・トラ」と「眼下の敵」のブルーレイを見た。理由はない。昨日はYouTubeでけんさんの「バカ殿」を見た。涙が出た。石野陽子さんや優香さんのイメージが強いのであるが、研ナオコさん、由紀さおりさんが出ていて、涙を流しながら見た。
・明日、緊急事態宣言が出るらしい。私の生活は変わらない。妻は「マスクないなぁ」と困ってる。巣鴨のジジババたちは外出を控えなさい。感染したら普通にお前ら死ぬぞ。
・政府はバカなりに良くやってると思う。東京都も小池さんが知事でよかったんでない?
・今日のワイドショーでテレワークをやっているのは、ほんの数%だと言っていた。私は恵まれているのだろう。あの満員電車に乗らなくていいのには確かに感謝したい。ただ、この勤務がいつまでもできるとは思えない。やはりface to faceでなければならないこともある。緊急事態宣言の期限は、取り敢えず1ヶ月程度らしい。結構辛い…。
・休みの日にうちから出ないのは確かに辛い。5月連休は一体どうなってしまうのか。
・この状況が続けば、10月に予定されている高校の同窓会は中止だろう。緊急事態宣言の対象には、大阪も含まれている。どこにも行けないのだ。
皆、真面目に考えて行動したほうが良い。
思った通り、事態を楽観していたのは若者だけではなかった。
今、巣鴨の年寄りたちの身勝手さが責められているが勝手にすればいい。どうせ死ぬのは自分だ。
あと、軽井沢に疎開してウィルスを輸出したり、マスクを転売してボロ儲けしたり、飲み屋でわざとウィルスを拡散させたり、訳わからんアホどもが大量発生しているようだが、勝手にすればいい。
ただ、これだけは言っておく。
「お前ら、この国で、自分だけが生き残れると考えている根拠は一体何だ?」
食品を一体、いくら買い占めたら、他人より何年・何日長生きできると思ってそんな行動を取っているのだ?
何しても勝手であるが、そんなに自分に都合の良いことだけが選択できる人生だと思ってるのか?
世界の皆が死ぬのに、自分だけが生き残れると信じている?
ひょっとしたら、コロナとの戦いに人類は勝てないかもしれない(悲観に過ぎるが)。
みっともない連中を見ていて、ふと思った。