世界は変われるか
静かな、とても静かな連休が始まった。こんな連休は生まれて初めてだ。
人生の中で、まさかこんなことがあるとは夢にも思わなかった。
人類の敵は”生物”ではなかった。
そして、最も注意しなくてはならないのは、実は私たちの心の有り様だった。
今朝、妻が言っていた。
「これまで、病気になったら皆から心配されたのに、今回はまるで悪いことでもしたような風潮になってる。こんなのおかしい。」
彼女のいう通りだ。
謂れなき差別もあると言う。
世界は、この感染症に真の意味で勝つことが出来るだろうか。
人間の持つ本質を”信じる”ことはできるだろうか。
このパンデミックが収束した後の世界観に言及している専門家も多い。
確かにポスト資本主義の考え方や、国際協調、経済的連携、特にサプライチェーンの修正はあるだろう。
そして、その中で日本はどうなるのだろうか…
変わるのか…?
私は、変わらない、変われないと思っている。
永田町の議論を見て、そう思っている。
あの人たちは、2011でも変われなかった。進化できなかった。浄化できない精神の持ち主であった。
官庁も同罪。
だから、期待はない。
しかし、市井に生きる人たちは違う。
やはり、皆、優しく親切だ。丁寧だ。
この国は良い。
この街は素敵だ。
私はまんざらでもない人生を過ごせている、と思ってる。