オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

夜明け前

 ようやく、緊急事態宣言が解除されるようだ。

 私自身は、3月30日から在宅勤務に入っていたので、丸2ヶ月間、Stay Home していたことになる。

 長かった。

 コロナ後について、多くの識者・専門家が予言、予想をしているが、さて、どうなるのだろうか。

 あまり、興味はない。

 今回のパンデミックでこの国の政治・経済・社会、国民心理が変わるのであれば、2011年の震災時にそうあってもおかしくはなかった。

 おそらく、真っ先に変化・進化・退化するのは企業であろう。政治はおそらく変わらない。

 私たちは、今回の1件で自己防衛の知恵を付けた。

 他人を思いやる優しさを思い起こした。

 無情に他人を批判・裁断する醜い野蛮人の存在に気付かされた。

 でも、それが何か人生を変化させるかは未定だ。

 私はこれまで通り、生きていく。それだけ。

 

 政府は、それなりに頑張ったと思う。

 いつもは、政権批判ばかりの私であるが、今回は誰がリーダーであれ、舵取りは相当に難しかったと思う。

 バカな宰相とそれに群れる知恵の足りない友達連中であったが、実力値からすればあんなもんだろう。

 ただ、メンツが違っていれば、命を救われた方ももっと多かった可能性はある。しかし、それはたられば。

 そこまで彼らを責めては、幾ら何でも気の毒だと思うのでこれ以上言わない。

 ノータリンの坊っちゃまにしては及第だ。

 そして、日頃、選挙に行かない人々も、自分たちの県の知事、市長がどのような人格で、どれだけの手腕を有しているか、よく見えたことと思う。

 これは貴重だ。

 これからは選挙に行こうね。

 有事の際、私たちの命は彼らの行動にかかっているということだから。

 

 自粛されていた自営業・サービス業の方々は、本当に大変だったと思う。

 一刻も早い業績回復を祈っている。

 私は在宅勤務であったので、収入に変化があった訳ではない。被害はなかった。恵まれている。

 でも、国からの10万円は頂くことにしている。

 何かに使う。無駄なことに使う(ギャンブルではない)。

 不要不急のことをやり、そのことに浪費する。

 それが、今回の給付金の意味だ。

 

 コロナ太りは私の体にもやって来た。

 これは、これで大変なことである。

 在宅勤務に入って1週間も経つと、明らかに体調の変化を感じた。

 それ以降、毎日、昼休みを1時間取ってウォーキングすることにした。

 私の足だと、1時間で歩く距離はおよそ4.5Kmほど。これを日課にした。今は、元の体重に戻っている。

 毎日、アホらしいクレイジーな通勤をしていて、心底ウンザリしていたのだが、あればあれで必要最低限の運動になっていたということ。それを思い知らされた。

 今後は、通勤も少しポジティブな感情を持って出来そうだ。

 40年近く、働いていてこのような経験をすることになるとは、まさか思いもしなかった。

 人生は本当に分からんものだ。

 会社に行ったら、仲間と一杯やりに行こうと思う。

 

 また、いつもの生活が始まる…

 

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2ヶ月間で得たもの。上は妻が作ってくれたマスク入れ