オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

在宅勤務2周目

 3月7日に予定されていた首都圏の緊急事態宣言解除は「見送られる公算」らしい。

 ニュースの真偽は不明であるが、もう2、3日すれば結論は出る。政府の見解を待つしか無い。

 それにしても、長い緊急事態だ。

 こんだけ長く、度々「緊急事態」と言われると、市井の人達にとって、それはもはや「緊急」とは言えない。

 それは「通常」だ。

 我々はそろそろ「緊急と呼ばれる中での日常」を探さねばならない。

 

 一旦解除はされたものの、丸々1年間、私達は何らかの制約を受けながら生活をしている。

 今、思うとGoToも懐かしい。あんなもんでも、無いよりはマシであったか?

 ワクチンの配布・接種が始まっているが、これが広く国民に行き渡るには、今しばらくの猶予が必要であろう。

 いつもの日常が戻るのは「まだまだ、先。」かもしれない。

 果たして、本当にNew Normalなんて、存在するのだろうか…

 

 さて、本社からは「当面、出社に及ばず」の通達が出されたまま。在宅勤務もこのまま継続となり、2年目を迎えそうだ。

 いよいよ、真剣に持久戦を覚悟せねばならない。

 私は東京への地獄の通勤がほとほと嫌になっていたので、正直に言って在宅勤務は大歓迎だった。世間の情勢が私の思考に追随してきた、と密かに喜んでいた。

 しかし、2周目となるとそうはいかない。

 好きでやっている巣篭もりと強制された篭城戦は状況が異なる。

 心身ともに健全を維持したまま、良い仕事を継続できる労働環境を「自らの発想と行動」で構築せねばならない。

 今のままでは

 「持たない…」

 

 些細な発見があった。

 コンビニ弁当が予想した以上に、激烈に、猛烈に、ど超・特別に美味しいことに気付いた。

 「何を今更…」と思われるだろうが、私はこれまでコンビニで弁当を買ったことが…無い。

 食べたことがなかったのだ(他人に買ってきてもらったもの以外)。

 ビジネスパーソンにとって昼食は重要問題である。それは私にとっても同じ。

 在宅勤務が1年も続くと、さすがに妻も「毎日用意が面倒!お昼ご飯くらい自前で調達せえよ」となる。

 そりゃ、そうだ。

 1ヶ月ほど前から、お昼ご飯の用意を止めてもらった。そして、毎日、運動代わりにコンビニまで昼食を調達する様になった。

 面倒な面もあるが、これは気分転換にもなる。

 在宅勤務ベースの生活は、自ら意識していないと家から全く出ない様なパターンに陥ることも珍しくない。

 これは…いけない!

 今は毎日コンビニに通っている。

 ホットドッグ、サンドイッチ、おにぎり各種、カレー、カツ丼、牛丼。この繰り返しであと1年間はコンビニ昼食の生活を維持出来そうだ。

 もう1周すれば、世間も少しは落ち着いていると思う。

 今は、コンビニ生活が私にとっての Nrew Normal.

 ただし、あと1年だけ。