秋田のTopics 10
1.美人
佐々木希さんが美人であることは間違いない。でも、いわゆる「秋田美人」の代表格かというとどうなのだろうか。
色白、細面のすらっとした和服の似合いそうな人。
秋田市内ではそんな感じの人をよく見かける。
私の独断であるが、昔の人は桜田淳子さんのような容姿の女性を「秋田美人」と表現したのではないかと思っている。
因みに淳子さんのお母様も綺麗な人だと地元(新屋)の人たちは言っている
妻の従姉妹には佐々木希さんに負けない美人がいる。
2.米所
秋田空港から彼女の実家までは車で30分程度。この間、信号は小学校の前の1箇所だけ。それも押しボタン式。田舎。
冬にこの道を走ると雪の積もった平原が山の麓まで延々と繋がっている。まるで地平線の向こうまで一面雪に埋れているようだ。
最初にこの風景を見たとき「すごい真っ平らだけど、この下って何があるの?雪が溶けたら何が見えるの?」と聞いた。見たこともない平原に見えたから。
「えっ?田んぼ…」
考えてみればアホみたいな質問をしたものだ。
でも何の障害物、建物もなく延々と雪の平面が拡がっている風景は、私にとっては相当の驚きだった(尋常な広さではない)。
ここで取れるコメは最高に美味しい。
「あきたこまち」が有名ブランドであるが「水晶米」でも十分に美味しい。
この豊かな大地で育ったお米から作られるお味噌とお酒も最高に美味しい。
冬の4ヶ月間、この地域に降る雪は現地の人たちに忍耐を求めるが、その後の雪解けは芳醇なお米ファミリーをもたらしてくれる。まるでそのために冬があるみたい。
3.女子校
妻は秋田市にある女子校の出身だ。
名を言えば知らない人がいない、ある意味では有名校らしい。
「お嬢様学校」という人もいる。
妻はお嬢様ではない。ごくフツーの家庭の女子だ。
その女子校はミッションスクールで先生は皆シスターだと言っていた。
シスターが頭に被っているあの布切れ(ウィンプルっていうらしい)を触ったり、スカートをまくったりしたら一発退場になるという。
毎週月曜にはミサらしきものがあったとか。
しかし、妻はクリスチャンには見えない。
「も〜ろびと〜の…」とかいう鼻歌を歌ったり「天に召します我らの父よ」とか冗談言ったりする時があるが。
学校は修道院みたいに厳粛で厳かなところなのかと思ったりしたが、そうでもないと彼女は言っていた。
あと長女には「女子校はやめときな。女だけの世界は良くない」と教えていた。
一体どんなところだったのだろうか。興味はある。
「何でまた、ミッションスクールにしたのか?」と理由を聞いてみたことがある。
「宗教に興味はない。単に制服が可愛かったの!」
やはり、お嬢様じゃなかったし敬虔なクリスチャンでもなかった。
4.お土産
お土産のNO.1は「金萬」だろう。決してハタハタパイではないと思う。
稲庭うどん、オランダ煎餅もいい。
最近は「横手やきそば」も人気のようだ。
お酒は「高清水」が超有名だが東京でも買えるので除外。
きりたんぽ、いぶりがっこも捨て難い。
私が自分用に必ず買って帰るのは「しとぎ豆がき」。
秋田駅まで行かなくても「まるごと市場」で買える。
5.伝統行事
今年、3年ぶりに竿燈祭りが行われるとのこと。
実は私は見たことがない。
そう言ったら妻も娘も「?」「何で見たことないの?」「意外〜。」
「だって、あれやるの毎年8月第1週でしょ?俺が行けるわけないじゃん。」
「そっか〜、お盆じゃないもんね」
ということで今年見に行こうと思う。
それから有名なのはナマハゲ。
あれ、鬼ではなく「神の使い」らしい。
包丁持ってるけど…
「グワグワ」叫びながら「泣ぐご、いね〜か!」って、あれ見て泣かない子供はいないと思う。大人が見ても相当怖い。
ナマハゲは村(町)の主に青年団がやるらしく、青年が減っている秋田では実は存続の危機らしい。
ナマハゲとは縁起物で、玄関まで来たら家の中に招き入れ、お酒を振舞ったりご祝儀を渡したりするとのこと。
大歓迎されるので中の人は役得ではあるが下戸がやると相当にキツイらしい。
因みに男鹿半島が発祥地であり秋田じゅうでやっている訳ではなさそう。
これは秋田のそこら中にかまくらがある訳ではないのと同じ。
かまくらは「横手」がメッカ。ここは豪雪地帯だ。
忠犬ハチ公は「大館」
6.ヒーロー
超神「ネイガー」というご当地ヒーローがいる。
ぱっと見はメタルヒーローなのだが、イセキの早苗に乗って田植えをしていることもある。
かなりの博識でTwitterで色んな事を呟いている。
私のお気に入りである。
7.殿
殿と言えば地元では「佐竹」氏のこと。
現秋田県知事である。
プーチンと仲が良いのは有名だが、この話題にはしばらく触れないことにする。
佐竹家御用達で有名なのは龍角散。
8.有名人
あまりいない。
やっぱり柳葉敏郎?
彼が一世風靡(ホコ天で踊っていた)をやっている頃、妻は原宿まで追っかけたことがあるそうだ。ついでにアルフィーの高見沢さんのお宅も見に行ったそう。ミーハーだ。
前総理も話題にしたくない。
あと落合博満。彼は偉大な野球人。
テポドンが秋田上空を通過した際、県庁職員の様子がTVに流れたが、あそこに写っていた女性は妻の友人だそうだ。妻の友人界隈では有名人。
多分一番の有名人は小野小町だろう。
9.メロンとババヘラ・アイス
秋田がメロンの産地であることはあまり知られていないのではないだろうか。
八竜メロン。
秋田に帰省した際は車を走らせてよく買いに行った。藤沢の知人へのお土産にすると大層喜ばれる。
市内からは少し距離がある。
今は秋田道が開通しているので以前よりは抜群にアクセスが良くなった。
ただし、地べたを走った方がババヘラに会える機会はある。
7号線から少し外れた田んぼ道でババヘラのパラソルを見かけることがよくある。
10.セリオンと吉田輝星
セリオンはうどんの自動販売機で有名になった。
妻はその販売機のことを知らなかったようで、先日行った際はわざわざ並んでいた。
あの販売機、一定数のうどんを出すと中のお湯が無くなる。
そうするとマシーンは停止。
どこからかおじさんがやって来てドアを開いてヤカンでお湯を足す。
そうすると20分程度でまたマシーンは再起動する、というプロセスになっている。
だったら最初からカップ麺の蓋を剥がして、そのままヤカンの中のお湯を注いでしまえば良いじゃん、と思ったのだがそんなことをする客はいなかった(おじさんはそれでも良いと言っていたが)。皆おとなしく並んでいらっしゃった。
このセリオンはポートタワーだ。土崎港に面して立っている。高さ100m。
このタワーの3Fには日本ハムに入団した吉田輝星さんのサイン第1号がある。
展望台のガラスに直に書いてあるのだ。
3Fといってもほぼ地上100mの場所である。
ここからの景色は明媚だ。男鹿半島まで見渡せる。
地元では吉田輝星さんはヒーローである。
先日、こまちスタジアムで凱旋試合をしたそうである。
ついこの間、ブルーインパルスもセリオン上空を飛んだそうだ。
妻に教えてあげれば良かった。