オリオン座が沈む窓

azuyuz captain's log〜”ゆず”艦長の航海日誌

半分の湘南

 

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サーファーがアザラシのようにいる

 今週日曜(5/30)の湘南。場所は、辻堂海岸というよりはやや鵠沼に近いところ。

 海岸は賑やかだった。

 ここ最近では、サーファーの皆さんが一番多く訪れていたように感じる。

 藤沢市は今、マンボウ発令中である。

 しかし、街中に人が全くいないわけでは無い。いつもの夏よりは少ないが、それでも1年前の今頃よりはよほど多い。

 そして、初夏の陽気を感じるようになってきたこの頃、日曜日は一気に暑くなった。

 海に地元サーファーをはじめとして、県外からも多くの家族連れが繰り出しても不思議はない。

 家にこもっていてもつまらない。子供達も退屈しているだろう。天気も良いし「久し振りに海にでも行くか!」と家族の意見が一致したのであろう。

 

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家族連れもいっぱい

 家族連れが多く海岸を訪れていた。

 小さな子たちが走り回っていた。

 どうやら地元の高校生らしき女子たちがビーチバレーもどきの遊びをやっている。

 私はブルーシートを敷いて、セブンイレブンで買ったおにぎりを食べていた。

 

 海の音…。子供達の歓喜の声。

 波打ち際で穴を掘る男の子。パパがそれを手伝っている。ちっちゃな女の子がお兄ちゃんとパパに何かしら声をかけて水辺に走って行った。

 ママは少し離れた砂浜でパラソルをさしてチェアに持たれている。

 そんな風景を見て何でもない日常を感じていた。

 とてもいい時間だった。

 30分くらい砂浜にいただろうか。

 日常が少しずつ戻ってきた感覚だ。

 県は”日常”をまだ認めていない。私たちに”日常”を楽しむことを許してはいない。

 しかし、市民は自らの判断で日常を取り返そうとしている。最小のリクスを取ってでも…

 それは私も同じこと。

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建設中

 今年は「海の家」が建設中だった。

 昨年は何も”無かった”。

 鵠沼海岸にいたから建設中の家を見ることができたのだと思う。

 お隣の鎌倉市は、今年も市民を海に入れることを認めていない。

 だから、海の家は建設されていないはずだ。そう、先週、鎌倉まで走ったが由比ヶ浜に”家”は無かった。

 

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鎌倉高校・七里ガ浜付近

 

 

 

 少しだけ湘南が帰ってきた。

 しかし、”半分” だけだ…